ドミニカ ベネズエラとの大接戦を経てカリビアンシリーズ決勝進出

MLB カリビアンシリーズ

第67回カリビアンシリーズのニド・デ・ラス・アギラス・スタジアム(メキシカリ)で行われた初の延長戦となった準決勝第1試合で、レオネス・デル・エスコヒード(ドミニカ共和国)が11回表に勝ち越し点を挙げ、さらに11回裏の守備で好プレーを見せたことで、カルデナレス・デ・ララ(ベネズエラ)を5-4で下し、水曜日の夜に勝利を収めた。

この勝利により、アルバート・プホルス監督率いるドミニカ共和国代表は、金曜日の決勝戦(米東部時間 午後10時開始)で、水曜日の準決勝第2試合インディオス・デ・マヤグエス(プエルトリコ)対チャロス・デ・ハリスコ(開催国メキシコ)の勝者と対戦することが決まった。一方、カルデナレスは、木曜日の3位決定戦(米東部時間 午後10時開始)で、第2試合の敗者と対戦する。


ドミニカ共和国代表の勝利は、序盤から投手戦となったシーソーゲームだった。レオネスの先発ブルックス・ホールと、カルデナレスの先発マキシモ・カスティーヨの投げ合いは、この2チームが今大会の初戦で対戦した際と同じ展開となった。ホールは6回を無失点に抑え、被安打3、奪三振3、与四球1の好投を披露。一方のカスティーヨも粘りの投球を見せ、5回2失点(1点はロビンソン・カノのタイムリーツーベース、もう1点はケルビン・グティエレスの内野ゴロによるもの)にまとめ、ベネズエラ代表を試合に留めた。


レオネスは8回裏を迎えた時点で3-1とリードしていたが、カルデナレスが反撃。レンジェル・ラベロの満塁タイムリーと、ホセ・ロンドンの犠牲フライにより、ドミニカ共和国代表の救援投手フェルナンド・アバドから同点に追いついた。


延長戦ではカリビアンシリーズの自動ランナー制度が適用され、10回表にドミニカ共和国代表が4-3と勝ち越した。先頭のフランシスコ・メヒアが二塁からスタートし、犠牲バントで三塁へ進塁。その後、クリスチャン・アダメスが犠牲フライを放ち、メヒアが生還した。

しかし10回裏、カルデナレスも反撃。自動ランナーのゴーキーズ・ヘルナンデスが二塁から出塁し、レンジェル・ラベロのタイムリーでホームインし、試合は再び同点となった。

11回表、ソクラテス・ブリトが適時二塁打を放ち、自動ランナーのジュニオール・レイクが生還し、レオネスが5-4とリード。

11回裏、ベネズエラ代表のヘンリー・ブランコ監督率いるカルデナレスが二、三塁の無死と絶好機を迎える。しかし、ドミニカ共和国代表の救援投手ジミー・コルデロがピンチを切り抜ける。

まずフランシスコ・アルシアの一塁線へのライナーを、一塁手ヤマイコ・ナバーロが見事にキャッチし、試合終了の危機を防いだ。続くエドゥアルド・ガルシアを三振に仕留めた後、カルデナレスはイルデマロ・バルガスへの敬遠で満塁策を選択。

最後はヘルナンデスのライナーが野手の正面を突き、試合終了。レオネスが劇的な勝利を収め、決勝戦進出を決めた。


エスコヒードが水曜日に勝利したことで、ドミニカ共和国代表チームがカリビアンシリーズの決勝に進出するのは5年連続となった。チームは2021年のアギラス・シバエーニャス以来の優勝を狙い、また大会最多となる通算22回目の優勝記録をさらに伸ばすことを目指す。

デビッド・ヴェン:MLB公式スペイン語サイト編集責任者
引用元:mlb.com

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