フロリダ州タンパ — ヤンキースのキャンプで、新たな大きな負傷懸念が浮上。エース右腕ゲリット・コールが、投球肘の検査を受けていることが明らかになった。この情報は、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏によって報じられた。
前日の登板後に違和感?
この報道は、コールがグレープフルーツリーグのツインズ戦で2回2/3を投げ、6失点を喫した翌日に浮上。試合後、コールは「球にパワーがありすぎて、コマンドが不十分だった」とコメント。
- 最速97.6マイル(約157km/h)、平均95.7マイル(約154km/h)を記録
- ただし、ストライクゾーンの真ん中に入る球が多く、2本の本塁打を浴びた
モロシ氏によると、「コールの状態は今後数日で明らかになる」とのこと。
コールは2023年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したが、昨年3月にも右肘の炎症でスプリングトレーニングを離脱。その影響で、レギュラーシーズンの初登板が6月まで遅れた経緯がある。
今回の検査結果次第では、ヤンキースの2024年シーズンの先発ローテーションに大きな影響を及ぼす可能性がある。
ヤンキースにさらなる痛手、コールの状態が不透明に
ゲリット・コールは2023年のレギュラーシーズンで17試合に登板し、8勝5敗、防御率3.41を記録。ポストシーズンでは5試合に先発し、ワールドシリーズではドジャースとの第1戦と第5戦に登板した。
ヤンキースのマット・ブレイク投手コーチは「オフシーズンを通して健康な状態だった」と強調していたが、今回の肘の検査で状況が変わる可能性がある。
すでにヤンキースは、昨季のア・リーグ新人王ルイス・ヒルを右広背筋の負傷で3カ月以上欠くことが決定。そこにコールの離脱が重なれば、ローテーションへの影響は避けられない。
現在の先発ローテーション候補
- マックス・フリード
- カルロス・ロドン
- マーカス・ストローマン
- クラーク・シュミット
- (コールの状態次第で追加補強の可能性も?)
ヤンキースにとって、コールの検査結果はシーズン序盤の戦略に大きく影響するポイントとなりそうだ。
ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com