メキシコ・モンテレイ発 ーー レッドソックスのクリスチャン・キャンベルが急成長を遂げ、ついにMLBパイプラインの総合プロスペクトランキング第7位の有望株として、日曜日に球団から「開幕ロースター入り」を告げられたとMLB.comが情報筋から確認しました。
右打ちのキャンベルは、2023年ドラフトで補償4巡目指名を受けてからわずか2年足らずでメジャー昇格を果たしました。
キャンベルは開幕から正二塁手として起用される見込みで、レッドソックスは木曜日にレンジャーズとの開幕戦をテキサスで迎えます。
6フィート3インチ(約191cm)のキャンベルは、ボストンが誇る「ビッグ3」プロスペクトの一角であり、ローマン・アンソニー(総合2位)、マルセロ・メイヤー(同12位)とともに今春大きな注目を集めました。このトリオが今季中にすべてメジャーで貢献する可能性もあり、レッドソックスの今後5年間の展望は非常に明るいものとなっています。
3選手はいずれも月曜・火曜にモンテレイで行われる地元球団スルタネスとのエキシビションゲームに向けてチームのチャーター便で現地入りしましたが、開幕時点でメジャーに帯同するのはキャンベル1人の見通しです。
キャンベルは最近のインタビューで、今回の遠征が自身にとって「人生初の海外旅行」であることを明かし、喜びを語っていました。そして今、22歳のキャンベルには新たに祝うべきことが加わりました。
二塁手の補強と打線の左右バランス改善が課題だったボストンにおいて、キャンベルにはこの春、開幕ロースター入りへの明確な道が開かれていました。
そして彼は、そのチャンスをしっかりと掴み取りました。グレープフルーツリーグ(オープン戦)での成績は打率.220、OPS.576、二塁打2本、本塁打1本、打点2と見栄えは良くなかったものの、それでも首脳陣は彼の内容を高く評価しました。
土曜日の試合後、アレックス・コーラ監督はキャンベルの「目に見えない指標」が打撃面での改善を示していたと語りました。
「今日は速球にしっかり対応していた」とコーラ監督。「春の間ずっと速球に遅れていたけど、今日は2ボール1ストライクから前で捉えてセンターに打ち返した。さらに別の速球も反対方向に本塁打した。これが一番大事なこと。メジャーのレベルでは、速球を打てれば、そして速球に間に合えば、良いポジションに立てるんだ」。
キャンベルは昨年、様々なポジションを守りましたが、今春は二塁の守備に集中し、メジャー最高峰のレベルで求められる細かなプレーを学ぶために懸命に取り組みました。
ボストンの正二塁手の座を巡って、ヴォーン・グリッソムとデビッド・ハミルトンが主なライバルでしたが、グリッソムは今週初めにマイナーに降格。俊足のハミルトンは好調なキャンプを過ごしたものの、今季は二塁および遊撃のバックアップとして起用される見込みです。
キャンベルは、プロ入り後わずか1年で、野球界のトッププロスペクトの一角に急成長を遂げました。2023年にレッドソックスから補償指名(4巡目)を受けたキャンベルは、2024年に打率.330、出塁率.439、長打率.558、本塁打20本、盗塁24という驚異的な成績を3つのマイナーレベル(最終的には3Aウースター)で記録しました。
その活躍が評価され、ボストンの「マイナー年間最優秀打者賞」および「ベースボール・アメリカ誌マイナー年間最優秀選手賞」を受賞しました。
イアン・ブラウン:MLB.comレッドソックス担当
ブレント・マグワイア:MLB.com記者
引用元:mlb.com