レッドソックス 新しい本塁打セレブレーションでホームランラッシュ

レッドソックス MLB

「スウィート・キャロライン」は今もフェンウェイ・パークの定番ソングだが、2025年のレッドソックスにとっては、新たな本塁打セレブレーションを考えると「モンスターマッシュ」の方がふさわしい“アンセム”かもしれない。


ボストンのこの新しい伝統は、金曜日の午後、フェンウェイ・パークで行われたカージナルスとのホーム開幕戦で初披露された。本塁打を放った選手が、球団の愛されマスコット「ウォーリー・ザ・グリーンモンスター」の頭を模した被り物をかぶって祝うというものだ。

この「ウォーリー・ヘッド」は、レッドソックスの中堅手ジャレン・デュランの発案によるもので、金曜日の試合序盤からさっそく大活躍となった。

1回裏、トレバー・ストーリーとウィリアー・アブレイユが連続ホームランを放ち、ボストンはいきなり5対0とリード。新セレブレーションの“主役”であるウォーリーの被り物は、さっそく大忙しとなった。


「最高だったよ」とストーリーは語った。「ジャレン(・デュラン)がわざわざ調達してきたか、準備してくれたんだと思う。見た目もいいしね。ギリギリ頭に入るくらいのサイズだけど、入ろうが入るまいが、とにかくかぶるよ(笑)。楽しいし、今シーズンたくさん使えるといいね。」

デュランはこのアイデアが自分発であることを認めたが、実際にその“アイテム”を用意してくれたのは、アシスタントGMのラケル・フェレイラだと感謝を口にした。

「ラケルには『あまり期待しないでね』って言われたんだけど」とデュランは笑いながら話す。「でも昨日、実際にウォーリー本人が持ってきてくれたんだよ。それがまたクールでさ。…去年はマサ(吉田正尚)のダンベルがあって、その前はボストンマラソンのメダルだったし、『今年は何をやろうか』って考えてたんだ。最初は本物のウォーリーの頭を使おうと思ったけど、『さすがにそれはベンチに置けないな』ってなって。それでラケルに『ミニチュア版のウォーリーヘッド作れたりしない?』って頼んだんだ。そしたら本当に作ってくれてさ。彼女には本当に感謝してるよ。」

監督のアレックス・コーラは、この新しいセレブレーションについて試合前まで知らなかったが、ベンチに向かう前にバッティングケージで実物を目にして、すぐに“許可”を出したという。

「見た瞬間『マジかよ、ウソだろ!?』って思ったよ」とコーラは語った。「でも、全部楽しいことだからね。俺たちはエンタメの世界にいるわけで、ファンが喜んでくれるならそれでいい。選手たちがやりたいなら、もちろんOKさ。」


トーマス・ハリガン:MLB.com記者
引用元:mlb.com

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