ワシントン――水曜日のシリーズ最終戦、試合開始からわずか4人目の打者までに、ドジャースはナショナルズ相手に4点のリードを奪った。厳しい遠征を締めくくるにあたり、何か前向きな材料を必要としていたチームにとっては、幸先の良いスタートに思えた。
しかしワシントンはその直後、初回の裏に1点差まで詰め寄ると、3回にはスポット先発のランドン・ナックから逆転。ロサンゼルスの打線は沈黙し、ナッツの先発ジェイク・アーヴィンは、最初の4人の打者を除いて、21人中18人をアウトに抑えた。
これで今季14試合中12試合で先制を許していたドジャースだったが、7回に反撃。アンディ・パヘスが同点ソロ本塁打を放ち、続くテオスカー・ヘルナンデスの適時打で勝ち越しに成功。最終的にドジャースはナショナルズ・パークで6対5の勝利を収めた。
前夜の試合後、デーブ・ロバーツ監督は、15三振を喫して今季最多の三振数となった8対2の敗戦について「チームとしての打席の質が足りない」と嘆いていた。フィラデルフィアとワシントンでの6連戦を通じてこの傾向が続いていると感じていた指揮官は、この3連敗目がチームにとって目を覚ますきっかけになってほしいと願っていた。
「うちのチームで15三振なんて、起こるべきじゃないと思うよ」とロバーツ監督はシリーズ最終戦前に語った。「スクーバルやセールと対戦した時でさえ、15回も空振り三振はしていない。…今季、ああいう試合はもう見ないで済むと思ってる。」
初回は確かに明るい材料だった。大谷翔平が先頭打者でシングルヒットを放ち、続くムーキー・ベッツが四球で出塁。トミー・エドマンがこの二人を三塁打で返し、さらにテオスカー・ヘルナンデスがジェイク・アーヴィンから本塁打を放って、ドジャースが一気に4-0とリードを広げた。
打線の上位が序盤を勢いづけた一方で、7回に決勝の反撃の口火を切ったのは、9番に入っていたアンディ・パヘスだった。
ソニア・チェン:MLB.comドジャース担当
引用元:mlb.com