ドジャースがワールドシリーズ制覇の報告のためホワイトハウスを訪問

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ワシントン発 — ドジャースは月曜の朝、2024年のワールドシリーズ制覇を祝してホワイトハウスを訪問した。これは過去5シーズンで2度目の首都での表彰となる。

順調にいけば、ロサンゼルスが再びホワイトハウスに戻るのはそう遠くない話になるかもしれない。2000年のヤンキースが3連覇を果たして以来、ワールドシリーズ連覇を成し遂げたチームはないが、ドジャースはタイトル防衛への意欲を隠していない。


「今季のスタートがどれだけ素晴らしかったかを見れば、来年またここに戻ってくる計画を立てていいと思いますよ」と、トランプ大統領は満員のイーストルームで、隣に置かれたコミッショナーズ・トロフィーを前に語った。「また来年、ここでお会いできることを楽しみにしています。」

ドジャースの最長在籍選手で将来の殿堂入りが確実視されるクレイトン・カーショウがチームを代表してスピーチを行い、トランプ大統領に背番号47のドジャース・ユニフォームを贈呈。昨年、球団史上8度目となるチャンピオンシップをもたらしたチームの努力を称えた。

「この1年で選手やスタッフ一人ひとりが見せた自己犠牲と謙虚さは、本当に刺激的なものでした」とカーショウは語った。「ケガを抱えながらプレーし、ポジションを変更し、チームのためにマウンドに上がり続けた姿に、昨年の優勝の瞬間を観客として見ていた私は、ただただ感動していました。」


ドジャースは2024年の優勝メンバーとスタッフに加え、リハビリ中で遠征に帯同していなかった数名の選手もこの祝賀に参加し、オーバルオフィスの見学も含まれた月曜日の式典に集まった。

ムーキー・ベッツは、レッドソックスの2018年ワールドシリーズ優勝時にはホワイトハウス訪問を辞退していたが、今回は出席を決意。その理由について、自身の2023年から2024年のポストシーズンにかけてのパフォーマンスの巻き返しを支えてくれたチームメイトへの恩返しと説明した。

デーブ・ロバーツ監督も、トランプ政権下でのホワイトハウス訪問には消極的だったが、今回の訪問には早い段階で参加の意思を固めていた。

「球団として、今回は行こうと全員で決めました」とロバーツ監督。「私はその決定を支持しています。そしてこれは、2024年の優勝チームを称えるためのものであり、それを誇りに思っています。選手、コーチ陣、オーナー、フロント陣と一緒にこの場に立てることを楽しみにしていました。」

トランプ大統領はスピーチの中で、2024年シーズンのドジャースの輝かしい活躍を振り返り、大谷翔平の「50本塁打・50盗塁」シーズンや、ポストシーズンでのムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、トミー・エドマン、キケ・ヘルナンデス、ブレイク・トライネンらの活躍を称賛した。

また、シーズンを通じてチームが直面したケガによる苦境にも言及。総勢38人の投手(加えてヘルナンデスとミゲル・ロハスの2人の野手)を起用しながらシーズンを戦い抜いたことを評価した。

ポストシーズンをケガで欠場したクレイトン・カーショウは、このような場で仲間たちを称える機会を得られたことに喜びを表した。

「彼ら自身は自分のことをそんなふうに語らないだろうけど」とカーショウは話す。「これから先、2024年のドジャースが、私にとってそうだったように、スポーツだけでなく人生においても、多くの人々のインスピレーションになることを願っています。自分よりも他人を優先する――それがチームも、社会も前進させる原動力になるのです。」

ソニア・チェン:MLB.comドジャース担当
引用元:mlb.com

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