2025年シーズンもいよいよ本格的に始まり、3月31日週では日本人メジャーリーガーたちがそれぞれ注目のプレーを披露しました。大谷翔平選手は開幕から順調に打撃を安定させ、鈴木誠也選手はチームの打撃力向上に貢献。さらに、山本由伸投手は先発として期待通りの投球を見せ、MLBでの実力を証明しています。
今週の注目選手たちの成績を振り返りながら、彼らの今後の展開にも注目していきましょう。
【打者成績一覧】*4月6日の試合終了時点
週間成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 5 | .263 | 19 | 5 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | 0 | 5 | .364 | .784 |
鈴木誠也 | カブス | 6 | .239 | 25 | 9 | 1 | 0 | 4 | 11 | 0 | 6 | 0 | 9 | .469 | 1.349 |
シーズン通算成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 10 | .297 | 37 | 11 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2 | 8 | 0 | 8 | .422 | .990 |
鈴木誠也 | カブス | 11 | .239 | 46 | 11 | 2 | 0 | 4 | 11 | 0 | 7 | 0 | 20 | .333 | .877 |
ドジャース・大谷翔平詳細
4月1日(ブレーブス 1-6 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:3打数、2四球、1得点、1盗塁
1番DHでスタメン出場し、初回の第1打席は四球で出塁。テオスカーの2号2ランで先制のホームを踏んだ。3回裏の第2打席は空振り三振、4回裏の第3打席も空振り三振に倒れたが、6回裏の第4打席は再び四球を選び、今季2個目の盗塁に成功。8回裏の第5打席は見逃し三振に終わり3打数0安打2四球1得点1盗塁。
4月2日(ブレーブス 1-3 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、1安打
1番DHでスタメン出場。セカンドゴロ、ショートゴロ、ライトへのヒット、セカンドゴロで4打数1安打だった。3試合ぶりのヒットを放った。
4月3日(ブレーブス 5-6 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:5打数、3安打、1打点
1番DHでスタメン出場した大谷は、自身のボブルヘッドデーに、5対5の同点で迎えた9回裏に試合を決める3号サヨナラ弾を放ち勝利を決めた。
4月5日(ドジャース 2-3 フィリーズ @シチズンズ・パーク)
打席結果:4打数、1安打、1三振
1番DHでスタメン出場。第1打席はレフトフライ、第2打席はセンターフライ。第2打席のセンターフライは打球速度が約177キロで、期待打率(xBA)が.960の良い当たりだったが、惜しくもヒットとはならず。第3打席はチェンジアップを振らされ空振り三振に仕留められたが、第4打席はライト前へ痛烈なヒットを放ってチャンスを拡大。しかしその後、二死一・三塁の状況で二盗を試みたものの、強肩の捕手J.T.リアルミュートに阻まれて今季初の盗塁失敗を記録し、昨季7月から続いていた盗塁の連続成功は38で止まった。
4月6日(ドジャース 3-1 フィリーズ @シチズンズ・パーク)
打席結果:3打数、無安打、1四球、1三振
1番DHでスタメン出場。3打数無安打に終わった。
カブス・鈴木誠也詳細
3月31日(カブス 6-10 ダイヤモンドバックス @チェイス・フィールド)
打席結果:4打数、2安打、2打点、1四球
2番DHでスタメン出場し、センターへのヒット、空振り三振、センター右への1号2ラン、ショートゴロ、四球で4打数2安打2打点1四球。
4月1日(カブス 18-3 アスレチックス @サターヘルス・パーク)
打席結果:5打数、2安打、1打点、1四球、3三振
3番DHでスタメン出場し、初回に先制の犠飛を放つなど5打数2安打1打点の活躍。2試合連続のマルチ安打をマーク、7回裏開始時にDHが解除されたため、鈴木はDHから左翼へ。開幕7試合目にして初めて守備に就くも3イニングで守備機会はなかった。
4月2日(カブス 7-4 アスレチックス @サターヘルス・パーク)
打席結果:5打数、2安打、3打点、1三振
3番DHでスタメン出場し、1回表の第1打席で先制の2号3ラン。3回表の第2打席ではレフトへのヒットを放ち、3試合連続のマルチ安打を達成。4回表の第3打席は空振り三振、7回表の第4打席はライトフライ、9回表の第5打席はセンターフライに倒れ5打数2安打3打点。
4月3日(カブス 10-2 アスレチックス @サターヘルス・パーク)
打席結果:5打数、3安打、5打点、1四球、1三振
2番ライトでスタメン出場し、2本塁打に加えてタイムリーも放つ活躍。
4月5日(パドレス 1-3 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:3打数、無安打、1四球、1三振
3番DHでスタメン出場
4月6日(パドレス 1-7 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:3打数、無安打、2四球、2三振
3番DHでスタメン出場し、第1、2打席はピベッタに空振り三振を奪われ、第3打席はライトライナー、第4、5打席は四球だった。
【投手成績一覧】*3月30日の試合終了時点
週間成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 1 | 6.0 | 0勝1敗 | 0 | 0.00 | 3 | 1 | 3 | 0 | 5 | 1.000 |
佐々木朗希 | ドジャース | 1 | 4.0 | 0勝0敗 | 1 | 2.25 | 3 | 1 | 2 | 0 | 4 | 1.250 |
今永昇太 | カブス | 1 | 7.1 | 1勝0敗 | 1 | 1.23 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.545 |
千賀滉大 | メッツ | 1 | 5.0 | 0勝1敗 | 2 | 3.60 | 3 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0.800 |
菊池雄星 | エンゼルス | 1 | 6.0 | 0勝0敗 | 3 | 4.50 | 4 | 0 | 5 | 0 | 6 | 1.500 |
菅野智之 | オリオールズ | 2 | 9.1 | 1勝1敗 | 3 | 2.97 | 9 | 0 | 3 | 1 | 5 | 1.319 |
松井裕樹 | パドレス | 3 | 2.1 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 1 | 0 | 2 | 0 | 6 | 1.429 |
前田健太 | タイガース | 1 | 1.0 | 0勝0敗 | 3 | 27.00 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5.000 |
シーズン通算成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 3 | 16.0 | 1勝1敗 | 3 | 1.69 | 11 | 2 | 6 | 0 | 19 | 1.063 |
佐々木朗希 | ドジャース | 3 | 8.2 | 0勝0敗 | 4 | 4.15 | 7 | 3 | 11 | 0 | 9 | 2.077 |
今永昇太 | カブス | 3 | 18.1 | 2勝0敗 | 2 | 0.98 | 7 | 0 | 6 | 0 | 10 | 0.709 |
千賀滉大 | メッツ | 1 | 5.0 | 0勝1敗 | 2 | 3.60 | 3 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0.800 |
菊池雄星 | エンゼルス | 2 | 12 | 0勝1敗 | 6 | 4.50 | 9 | 0 | 5 | 0 | 11 | 1.167 |
菅野智之 | オリオールズ | 2 | 9.1 | 1勝1敗 | 3 | 2.97 | 9 | 0 | 3 | 1 | 5 | 1.319 |
松井裕樹 | パドレス | 4 | 4.0 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 1 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0.750 |
前田健太 | タイガース | 2 | 3 | 0勝0敗 | 5 | 15.00 | 6 | 1 | 2 | 0 | 4 | 2.667 |
ドジャース・山本由伸詳細
4月5日(ドジャース 2-3 フィリーズ @シチズンズ・パーク)
ピッチング結果:6回、3安打、1失点、3与四球、5奪三振
初回、2番トレイ・ターナーに二塁打を許し、一死二塁のピンチを迎えた。俊足の二塁走者ターナーが投球前に飛び出したのを見て、山本は三塁へ送球するが、これが悪送球となり、フィリーズが1点先制。しかし、この後復調し、キャリアワーストタイの3四球を与えながらも、要所を締め続け、終わってみれば6回1失点。ドジャースの先発投手が6回を投げ切ったのは今季初めて。山本は97球を投げ、6回1失点5三振3安打3四球の内容で降板した。
ドジャース・佐々木朗希詳細
4月6日(ドジャース 3-1 フィリーズ @シチズンズ・パーク)
ピッチング結果:4回、3安打、1失点、2与四球、4奪三振
東京シリーズのカブス戦、そして30日のタイガース戦と比べると、苦しんでいたコントロールは改善。ストライク率で見ると、カブス戦が44.6%、タイガース戦が52.4%、そして今日のフィリーズ戦が60.2%だった。
カブス・今永昇太詳細
4月5日(パドレス 1-3 カブス @リグレー・フィールド)
ピッチング結果:7.1回、被安打4、失点1、与四球0、奪三振4
試合開始から8打者連続で打ち取っていたが、9番のマーティン・マルドナードに今季初本塁打となるソロ本塁打を献上。試合は1対1の同点となる。しかし、バックの助けも得ながら、今永は粘り強い投球を展開。最終的に7.1回を投げて自責点は1、奪三振4で四球はなかった。8回一死で降板した今永に対し、本拠地開幕戦に詰め寄せたシカゴのファンはスタンディングオベーションを送った。
メッツ・千賀滉大詳細
4月2日(メッツ 2-4 マーリンズ @ローンデポ・パーク)
ピッチング結果:5回、被安打3、奪三振8、与四球1、失点4(自責点2)
今季初先発の千賀は初回先頭のゼイビアー・エドワーズに二塁打を許すと、次打者カイル・スタワーズに1号2ランを被弾。2回以降は立ち直り、代名詞の「お化けフォーク」を武器に三振の山を築いた。メッツは2回表にブランドン・ニモの2号ソロで反撃。3回表にはリンドーアが今季初安打となるタイムリーを放ち、2対2の同点に追いついた。3回裏に「お化けフォーク」で三者連続三振を奪うなど、今季最初の6奪三振をすべて「お化けフォーク」で記録。4回裏にリンドーアの失策からピンチを招き、グラハム・ポーリーに勝ち越しの2点タイムリー二塁打を許したが、最後の1球で今日最速の97マイルを計測するなど、5回77球を投げて被安打3、奪三振8、与四球1、失点4(自責点2)の力投を見せた。
エンゼルス・菊池雄星詳細
4月3日(エンゼルス 5-12 カージナルス @ブッシュ・スタジアム)
ピッチング結果:6回、5安打、3失点、5奪三振
メジャー7年目で初の開幕投手となった菊池雄星が先発。初回一死二塁のピンチを切り抜けた菊池だったが、2回裏先頭のオースティン・スレイターに先制ソロを被弾。さらに二死二・三塁のピンチを招き、ミゲル・バルガスに2点タイムリー二塁打を浴びた。3回以降は立ち直り、3回裏から6回裏まで打者12人をパーフェクトに抑える好投。87球で6イニングを投げ抜き、被安打5、奪三振5、与四球0、失点3という内容でリリーフ陣にマウンドを託した。
オリオールズ・菅野智之詳細
3月31日(オリオールズ 1-3 ブルージェイズ @ロジャーズ・センター)
ピッチング結果:4回73球、被安打4、奪三振1、与四球2、失点2
メジャーデビュー戦で4回4安打2失点と力投したが、手のけいれんで降板し、敗戦投手となった。初回に2失点を喫したが、2回以降は立ち直り、2回裏は下位打線を三者凡退。3回裏はブラディミール・ゲレーロJr.にヒットを許すなど、一死一・二塁のピンチとなるも、ヒメネスとスプリンガーを打ち取って無失点で切り抜けた。4回裏も内野安打1本を許したものの、無失点に抑え、5回裏もマウンドに上がったが、ここでアクシデントが発生。手のけいれんにより降板することになった
4月6日(オリオールズ 8-1 ロイヤルズ @カウフマン・スタジアム)
ピッチング結果:5回1/3、5安打、1失点、2四死球、4奪三振
気温7度という厳しい寒さの中、菅野の球速は前回登板から約3-5キロ(2-3マイル)近く低下。最速は約149.6キロ(93マイル)に過ぎず、前回登板ではシンカーの平均球速が約150.6キロ(93.6マイル)だった。しかし、菅野は寒さをものともせず。6つの球種をそれぞれ10球以上投げ分け、老獪な投球を展開。ロイヤルズ打線を5.1回に渡って1失点に抑えた。
パドレス・松井裕樹詳細
4月1日(ガーディアンズ 2-7 パドレス @ペトコ・パーク)
ピッチング結果:1回2/3、無安打、無失点、2奪三振
4回表二死一・三塁のピンチで3番手としてマウンドに上がり、6回表先頭のジャレッド・ケルニックまで打者5人をパーフェクトに抑える好リリーフでチームの勝利に貢献した。
4月2日(ガーディアンズ 0-7 パドレス @ペトコ・パーク)
ピッチング結果:1回2/3、無安打、無失点、2奪三振
4点リードの7回表に3番手として登板。2つの三振を奪ったものの、2つの四球で二死一・二塁のピンチを招き、4番手のジェイソン・アダムにマウンドを譲った。1イニングを投げ切れず、制球面に課題を残したが、今季3試合に登板して無安打無失点をキープ。
4月5日(パドレス 1-3 カブス @リグレー・フィールド)
ピッチング結果:1回2/3、無安打、無失点、2奪三振
5回二死満塁からリリーフ登板。先頭打者に内野安打を許すと、続く打者の当たりは三塁手マチャドのエラーを誘ってしまった。ただ、いずれの走者も先発投手から引き継いだもので、松井の失点はなし。今季の防御率は引き続き0.00を維持。
タイガース・前田健太詳細
4月5日(ホワイトソックス 4-7 タイガース @コメリカ・パーク)
ピッチング結果:1回、4安打、3失点、1四球、1奪三振
リードが広がった8回に投入され、先頭に安打を許し、一死からも四球を与えた。しかし、ホワイトソックスの3番アンドリュー・ベニンテンディを三振、4番アンドリュー・ボーンをショートゴロに打ち取り、チャンスの芽を摘んだ。9回も続投したが、先頭から3連打を浴びて失点。9回は一死も取れずに降板。
ナショナルズ・小笠原慎之介情報(マイナー)
4月2日(アイアン・ピッグス戦)
ピッチング結果:6回、被安打5、失点1、四球0、奪三振6