2025年MLBシーズンの最初の1か月は、特にニューヨークの2大スターが圧巻の活躍を見せました。
ア・リーグ月間最優秀選手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
ジャッジの4月の成績は特筆すべきもので、本塁打10本でMLBトップタイ、打率.427、OPS 1.282は全打者中トップ。また、50安打、89塁打でもリーグ首位に立ちました。4月終盤は最後の50打席で打率.500、7度のマルチヒットと大爆発。Baseball Referenceによると、WAR(勝利貢献度)2.9で全選手中1位です。
ナ・リーグ月間最優秀選手:ピート・アロンソ(メッツ)
アロンソはMLB6年目で最も完成された打者へと進化を遂げています。出塁率.475はナ・リーグ1位、打率.342は2位、OPS 1.124はジャッジに次ぐ全体2位の好成績。金曜時点で13試合連続出塁中で、長打19本はMLB2位タイと絶好調です。
他の月間表彰にもビッグネームが多数登場しました。
ア・リーグ月間最優秀投手:マックス・フリード(ヤンキース)
オフに8年2億1,800万ドルでヤンキースと契約したフリードが、期待に応える圧巻の活躍。5勝0敗はMLB最多タイ、防御率1.19はア・リーグ先発でトップタイ。投球回は37回2/3、被打率はわずか.207。登板試合はチーム全勝(6勝0敗)と、文句なしのエースぶりを発揮しています。
ナ・リーグ月間最優秀投手:山本由伸(ドジャース)
2年目の山本由伸が圧巻のパフォーマンスでドジャースを牽引。6先発で防御率1.06はMLB全体トップ、9回あたり11.4奪三振と打者を圧倒。34回で43奪三振、被打率はわずか.190。ここまでの6登板中5試合で1失点以下に抑えており、名実ともにリーグ屈指のエースとして君臨しています。
ア・リーグ月間最優秀新人:クリスチャン・キャンベル(レッドソックス)
22歳のキャンベルは、新人の中で最高のOPS(.902)と二塁打数(8)を記録。さらにア・リーグ新人最多の4本塁打を放ち、出塁率.407はチームトップ。攻守で存在感を放ち、ボストンの新たなキープレーヤーとして注目を集めています。
ナ・リーグ月間最優秀新人:ルイサンヘル・アクーニャ(メッツ)
ナ・リーグでは、アクーニャが打率.288で新人トップ(70打席以上)。さらに出塁率.342も現時点でNL新人の中で最高を記録。攻撃面で安定した活躍を見せ、注目の若手としてその存在感を強めています。
ア・リーグ月間最優秀リリーバー:アンドレス・ムニョス(マリナーズ)
ムニョスは防御率0.00、WHIP 0.73、被打率.106と圧巻の投球を披露し、リーグトップの11セーブを記録。絶対的守護神としてマリナーズの勝利を支えました。
ナ・リーグ月間最優秀リリーバー:ロベルト・スアレス(パドレス)
スアレスはメジャートップの12セーブを記録し、防御率0.64、WHIPは0.57と圧倒的な安定感を発揮。被打率も.106と、ア・リーグのムニョスに並ぶ支配的な内容で、パドレスの勝利に大きく貢献しました。
ジェイソン・フォスター:MLB.com記者
引用元:mlb.com