フィラデルフィア — フィリーズは日曜日、野球界で最も強力なローテーションの1つにさらなる深みを加えるため、左腕先発投手ヘスス・ルサルドとマイナーリーグの捕手/外野手ポール・マッキントッシュをマーリンズから獲得しました。このトレードでは、フィリーズの2人のプロスペクトがマイアミに移籍します。
ショートストップのスターリン・カバ（フィリーズのプロスペクトランキング4位）と外野手のエマリオン・ボイド（同23位）がマイアミに向かい、フィリーズは40人枠にルサルドを加えるため、左腕投手タイラー・ギルバートをDFA（戦力外）としました。
トレード詳細
フィリーズが獲得: 左腕投手ヘスス・ルサルド、マイナーリーグ捕手/外野手ポール・マッキントッシュ
マーリンズが獲得: ショートストップ スターリン・カバ（フィリーズのプロスペクト4位）、外野手 エマリオン・ボイド（同23位）
ルサルドは年俸調停資格を有しており、2026年までチーム管理下にあります。彼はすでにザック・ウィーラー、アーロン・ノラ、レンジャー・スアレス、クリストファー・サンチェスが名を連ねるローテーションに加わります。フィリーズはまた、2025年のどこかの時点で、トップ投手プロスペクトのアンドリュー・ペインターもローテーションに加わると期待しています。
ペインターが準備を整えるまで、ルサルドとタイワン・ウォーカーがローテーションの最後のスポットを埋めることになります。ウォーカーは4年総額7200万ドルの契約の3年目に入りますが、2024年シーズンは大惨事となり、防御率7.10を記録し、スプリッターの感覚を最後までつかむことができませんでした。シーズン後半にはブルペンに配置転換され、ルサルドの加入を受けて、来シーズンもおそらくその役割でスタートすることになるでしょう。
27歳のルサルドも昨シーズンは苦戦し、12先発で防御率5.00を記録。その後、腰のストレス反応によりシーズンを終了しました。また、左肘の違和感で離脱する時間もありました。元トッププロスペクトであるルサルドはキャリアを通じて故障と戦い、アスレチックスとマーリンズでの6シーズンで合計512イニングしか投げていません。
しかし、2022年から2023年にかけて、彼はその潜在能力を発揮し、防御率3.48（ERA+129）、9回あたり10.6奪三振という成績を50先発で記録。この期間には、2023年のNLワイルドカードシリーズ第1戦でのフィリーズ戦も含まれています。ルサルドのベストシーズンは2023年で、マイアミで32先発、防御率3.58、208奪三振、178 2/3イニングを記録しました。
フィリーズは、2023年のルサルドのような活躍を期待しながら、ラン防御への重点をさらに強めています。
オフシーズン中のラインアップへの唯一の追加選手は外野手のマックス・ケプラーで、金曜日に1年契約を結びました。野球運営部門のプレジデントであるデーブ・ドンブロウスキは、この契約後、「攻撃面でこれ以上の大きな補強は期待していない」と述べましたが、フィリーズは投手陣の層を厚くすることを望んでおり、ルサルド獲得によりその目標を達成しました。
フィラデルフィアは、ローテーションが最大の強みになることを理解しています。
このローテーションを率いるのは、過去4シーズンのうち2回ナ・リーグのサイ・ヤング賞の次点となったザック・ウィーラーです。彼はメジャーで最高の投手の一人であるだけでなく、歴代でも最も支配的なポストシーズン投手の一人としての地位を確立しています。
一方で、アーロン・ノラは過去7シーズンにわたってメジャーで最も耐久性のある投手の一人です。2018年以降、全投手中トップの先発登板数と投球回数を誇り、奪三振数（1,406）で2位、勝利数（80）で4位にランクインしています。さらに、昨シーズン初めてオールスター選出を果たしたレンジャー・スアレスとクリストファー・サンチェスを加えれば、フィリーズのローテーションはすでにメジャー全体で最強と言えるほどの1番から4番までの布陣を誇っています。
ルサルドの加入は、このグループをさらに強化する可能性を秘めているだけでなく、柔軟性ももたらします。スアレスが契約最終年に入ることで、来オフシーズンには大規模な契約が見込まれるため、トレード候補となる可能性もあります。しかし、フィリーズはスアレスを引き続き組織内にとどめたい意向を示しています。
ポール・カセラ：MLB.comリポーター兼編集者
引用元：mlb.com
