レッズ・エリー・デ・ラ・クルーズ デビュー戦で両側から本塁打

MLB レッズ エリー・デ・ラ・クルーズ

グッドイヤー(アリゾナ州)発 —
レッズのオールスター遊撃手エリー・デ・ラ・クルーズは、スプリングトレーニングでゆっくりと調整するつもりはないようだ。

それを証明したのが、土曜日の試合だった。スイッチヒッターのデ・ラ・クルーズは2打数2安打、両打席からそれぞれソロ本塁打を放ち、レッズの6-3の勝利に貢献。試合はグッドイヤー・ボールパークで行われた。

「準備は万全だ」とデ・ラ・クルーズは語った。「左打席でも右打席でも、本塁打を打てば最高の気分さ」


レッズは1回裏、2アウトの場面でクリーブランドに0-2とリードを許していた。その状況で、左打席に立ったエリー・デ・ラ・クルーズが、トリストン・マッケンジーの2-2のカウントからの球を右中間の芝生席まで運び、本塁打を放った。この一発の**推定飛距離は450フィート(約137メートル)**だった。(Statcast測定)

さらに4回裏、1アウトの場面では、今度は右打席に立ち、左腕ローガン・アレンの初球を捉えて再びフェンスを越える本塁打を記録。今回は推定飛距離409フィート(約125メートル)だった。

「シーズンのスタートとして、両打席で本塁打を打つ以上のものはないね」と、ガーディアンズのスティーブン・ヴォート監督は語った。「本当に見事だったよ」


2本目の本塁打も右中間方向へ飛び、1本目とほぼ同じ場所に着弾した。

「最初の本塁打はカーブ、2本目は速球だった」とデ・ラ・クルーズは語った。

1打席目のマッケンジーとの対戦では、デ・ラ・クルーズは途中でブレーキングボールにタイミングを崩されていた。

「確かに最初は翻弄されたけど、よく見てみると彼はすぐに修正したんだ。ワンバウンドするブレーキングボールを見極めた後、次の球をスタンドに運んだ」と、レッズのベンチコーチでこの試合の監督代行を務めたフレディ・ベナビデスは語った。「この適応力は素晴らしいね」


昨年のスプリングトレーニングでは、デ・ラ・クルーズは17試合に出場して本塁打2本を記録していた。

「彼は今、自分が何をすべきかを理解していると思う」とベナビデス・ベンチコーチは語った。「昨年、あるいはここ数年は、とにかく生き残ることに必死だった。試合のスピードについていこうと苦労していたけど、今は少し落ち着いてプレーできていると思う。今年で3年目に入り、何が必要なのか、どんなルーティンを作るべきか、どうすれば成長できるのかを学び始めている。まだまだ改善の余地はあるけどね」

昨シーズン、デ・ラ・クルーズは25本塁打、67盗塁を記録。今春のキャンプでも、ライブバッティングなどで強烈な打球を連発している。

「オフシーズンにしっかりトレーニングを積んできた。その成果はシーズンになれば自然と現れるさ」とデ・ラ・クルーズは語った。

マーク・シェルドン:MLB.comレッズ担当
引用元:mlb.com

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次