ニューヨーク発――今週、タイラー・メギルが「今、メッツの一員でいるのは最高だよ」と語ったのは、おそらく最も的を射た言葉だったでしょう。そして現時点では、それに異を唱えるのは難しい状況です。メッツは球団史上初の快進撃を見せており、シーズン序盤からこれほどの高みへ到達したことは過去になく、今後さらなる成功を予感させています。
現地水曜日には、スターリング・マルテがサヨナラ打を放ち、フィリーズとの試合を延長10回の末に4対3で制しました。これでシティ・フィールドでのホームスタンドを7戦全勝(7-0)で締めくくり、メッツはメジャー最高勝率に浮上しました。
なお、メッツが7試合以上のホームスタンドを全勝で終えたのは、2015年4月にフィリーズ、ブレーブス、マーリンズを相手に10勝0敗を記録して以来、球団史上初めてのことです。
ブレット・バティが今季第1号となるホームランを放ち、メッツが序盤に先制。しかしそのリードは、先発のデイビッド・ピーターソンによって後に追いつかれてしまいました。
それでもブルペン陣は粘り強く試合をつなぎ、延長10回までは無失点。ところがその10回、クローザーのエドウィン・ディアスが勝ち越し点を許した上で、何らかの身体的トラブルにより降板。スタンドに不安が広がる中――
ピート・アロンソがジョーダン・ロマノから同点タイムリーツーベースを放って再び試合を振り出しに戻し、続くスターリング・マルテが二死からセンター返しのサヨナラタイムリー。劇的な幕切れで、メッツは7連勝を決めました。
アンソニー・ディコモ:MLB.comメッツ担当
引用元:mlb.com
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