ドジャース・大谷翔平 3度目のブルペンセッション “まだまだ時間はかかる”

大谷翔平 ドジャース MLB

ロサンゼルス――ドジャース対カブスの本拠地戦を前にした土曜日の午後、大谷翔平選手が今季3度目となるブルペン投球を行いました。マウンド復帰まではまだ時間がかかるものの、大谷が着実に調整を進めていることを示す前向きな一歩となりました。

「良い感じで終えたようです」とデーブ・ロバーツ監督。「今後も投球数を少しずつ増やしていって、様子を見ていくことになると思います。」

この日のブルペンでは約30球を投げ、3月29日(20球)、4月5日(26球)に続く投球数の増加となりました。今回は主にフォーシーム(ストレート)、ツーシーム、スプリッターに重点を置いた内容だったとのことです。

ロバーツ監督は、大谷の制球力と球速の両方に満足しており、球速は90~92マイル(約145~148キロ)を記録したと語りました。

「球速は良かったね」とロバーツ監督。「トレーナー陣は彼にだいたい時速90マイル前後を目安にしてほしいと話していたけど、まさに狙い通りの数値だったと思うよ。」


大谷翔平選手は2023年9月に右ひじの2度目の手術(トミー・ジョン手術)を受けたばかりであり、さらに2024年のワールドシリーズ後には左肩の関節唇損傷を修復する手術も受けました。この左肩の手術により、オフシーズンの調整プログラムは大きく遅れることとなりました。

ロバーツ監督は当初、大谷の投手としての復帰時期について「5月頃」を想定していると語っていましたが、オープン戦中にその調整は一時中断され、東京シリーズ開幕に向けて打撃面に集中する方針が取られました。

「シーズンが始まるにあたって、打撃面を優先したかったんです。投球面は少し、精神的にも肉体的にも一区切り入れたいという意図もありました」と、大谷は東京シリーズ開幕前の記者会見で通訳のウィル・アイアトン氏を通じて説明しました。「これはすべて計画通りで、現時点ではとても順調だと感じています。」

大谷翔平選手の復帰時期については、再びピッチングの調整を再開してからこれまで、具体的なスケジュールの更新は出ていません。しかしロバーツ監督は土曜日に、今後のステップについてある程度の見通しを語りました。

まずはスライダーをブルペンセッションに組み込むことから始まります。ただし、これがいつ実施されるかは現時点では不明とのことです。

その次の段階としては、「アップ・アンド・ダウン(Up-and-down)」形式のブルペン(実戦に近い形でイニング間の休憩を挟みながら複数イニングを想定して投げる)に進み、**その後、打者相手の実戦形式(ライブBP)**へと移行していく予定です。

「なので、まだまだ時間がかかります」とロバーツ監督。

ドジャースとしては、大谷を可能な限り長くフィールドに立たせること、そしてシーズン後半からポストシーズンにかけて、打者としても投手としても最高の状態であることを最優先事項としています。

また、同日に発表されたブレイク・スネルのIL入りに関しても、大谷のリハビリプランやスケジュールに影響を与えている様子はないと見られます。

「(大谷の)健康が最も重要です」とロバーツ監督は以前語っています。「準備が万全になった時点で、彼は投げることになるでしょう。」

引用元:mlb.com

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