救援投手の補強を目指していたメッツは、左腕A.J.ミンターと2年総額2200万ドルの契約に合意した。2025年シーズン終了後にオプトアウト（契約破棄）できる条件付きだと、MLB.comのマーク・ファインサンド記者が情報筋の話として伝えた。チームはこの契約をまだ正式には発表していない。この報道はSNYのアンディ・マルティーノ記者が最初に伝えたものだ。
ミンターはアトランタ・ブレーブス在籍時に最も信頼される救援投手の一人として活躍し、2017年のデビュー以来、通算348回2/3を投げ、3.28の防御率、422奪三振を記録している。主にセットアッパーとして登板してきたが、2018年には自己最多の15セーブを挙げるなど、クローザーとしても起用された。
2024年シーズンは39試合に登板し、5勝4敗、防御率2.62、35奪三振（34回1/3）を記録。シーズン終盤の19試合ではわずか3失点に抑える好投を見せた。
健康な状態であれば、ミンターは3つの効果的な球種を持つ。平均96マイルの速球、2024年には被打率.120を記録したチェンジアップ、そして最大38%の空振り率を誇る決め球のカッターだ。
また、ポストシーズンでも安定した投球を披露しており、通算25イニング（20試合）で防御率2.88、36奪三振、被打率.185を記録している。
しかし、ここ2シーズンはケガに悩まされてきた。2024年は股関節の故障で6月を全休し、8月には手術が必要と判明してシーズンを終えた。2023年にも肩の負傷で7月に2週間の離脱を経験している。
ジェイソン・フォスター：MLB.com記者
引用元：mlb.com
