ドジャース・ロバーツ監督 大谷翔平との悪ふざけ合戦で逆襲 今回は「おとり 」が勝利

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金曜日まで、ドジャースのスーパースター、大谷翔平とデーブ・ロバーツ監督の間で繰り広げられていたいたずら合戦は、一方的な展開だった。しかし、その日の夜、ロバーツ監督が見せた巧妙な仕掛けにより、大谷もついに「これで引き分けだ」と認めざるを得なくなった。

ドジャースは金曜の夜、大谷が駐車場へ向かう様子を撮影した動画を公開。そこには、自身の車のドアを開けた瞬間、何百個ものカラフルなボールピット用のボールが車内から溢れ出す光景が映っていた。

すぐに大谷は、犯人が誰かを察知した。ロバーツ監督が、ボールの中に自身の笑顔の写真を紛れ込ませ、さらにはボール一つ一つにも自分の顔をプリントしていたのだ。

大谷は写真を見つけると、笑いながら「これで引き分けだね」と一言。

ロバーツ監督も、動画メッセージを通じて自らの仕業であることを認めた。


「よし、大谷。最初のラウンドはお前の勝ちだったな」とロバーツ監督は言った。「でも言っただろう? 仕返しってやつはな…。見てみろ、この素敵な顔、俺だぞ。そして俺はこのボールを全部、お前の車に入れたんだ。だから楽しめよ、この写真は大事に取っておけ。そして、車の掃除を頑張れ!」

このいたずらは、大谷が昨シーズンからロバーツ監督に仕掛けていた「車ネタ」のいたずらへのリベンジだった。二刀流のスーパースターである大谷は、50本塁打&50盗塁という前代未聞のシーズンを達成し、過去4年間で3度目の満票MVPを獲得するなど、ドジャース加入初年度から大活躍していた。

昨年5月、大谷がロバーツ監督の持つ「ドジャースでプレーした日本出身選手の最多本塁打記録」を更新する直前、彼は監督に「記念に車を買いましたよ」と伝えた。しかし、手渡したのはミニサイズのポルシェのオモチャだった。これは、前年12月に大谷が、背番号17を譲ってくれたジョー・ケリーの妻アシュリーに、本物のポルシェをプレゼントしたエピソードをもじったものだった。

さらに今年の春季キャンプ開始時には、大谷が再びロバーツ監督をターゲットに。監督の駐車スペースに、前回より少し大きめのポルシェのオモチャを置いて、笑いを誘っていた。

ロバーツ監督は金曜日に大谷への仕返しを果たしたかもしれないが、今回の騒動で本当の勝者となったのは、大谷の愛犬・デコイかもしれない。監督が残していった大量のボールプール用のボールで、デコイは大はしゃぎして遊んでいた。

トーマス・ハリガン:MLB.com記者
引用元:mlb.com

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