ヤンキース・ジャッジ 沈黙の春に終わりを告げるオープン戦初ホームラン

アーロン・ジャッジ MLB ヤンキース

タンパ(フロリダ州)発 ― アーロン・ジャッジがフロリダを“手ぶら”で離れることはなかった。

ヤンキースのキャプテンであるジャッジは土曜日、今春グレープフルーツリーグ初となる本塁打を放ち、3回にフィリーズのヘスス・ルサルドから2ランを記録した。ジャッジは3打数1安打3打点をマークし、試合はニューヨークが8-7で敗れた。

ジャッジは、ルサルドの時速95.6マイル(約153.9キロ)のシンカーを完璧に捉え、左翼フェンス越えの本塁打に。打球速度は107.7マイル(約173.3キロ)、飛距離はStatcastによる計測で約381フィート(約116メートル)だった。


「彼がああいう一発を見せてくれるのは嬉しいね」と、アーロン・ブーン監督は語った。「キャプテンがホームランのダイヤモンド一周(ホームラン・トロット)を披露するのを見るのは、間違いなく良いことだよ。」

ジャッジにとっては、打撃面では比較的静かな春となっており、土曜日の試合前までに26打数3安打(打率.115)、わずか2打点という成績だった。

「彼は春の間、いろいろなことを試したり、微調整したりしていると思う」とブーン監督は語った。「特にここ数試合は、多くの球に対して勝っている印象がある。今日も良いスイングをしていたと思うよ。」

ジャッジはライブBP(実戦形式の打撃練習)で打席数を増やしており、チームが北へ向かう前に春の打席を40〜50打席積みたいと話している。


「それ(打席を多くこなすこと)が、4月を少し良い形でスタートする助けになると思う」とジャッジはこの春の初めに語っていた。

ヤンキースはレギュラーシーズン開幕戦を、現地時間3月27日に本拠地ヤンキー・スタジアムでブリュワーズを迎えて迎える。

「彼は素晴らしい状態だよ」と一塁手ポール・ゴールドシュミットは話した。「彼のことは分かってる。彼が乗ってくると、本当に怖い存在だ。木曜には間違いなく準備万端だろうね。」


ゴールドシュミットは土曜日にヤンキースのラインアップに復帰し、2打数0安打ながら満塁で押し出し四球を選んだ。ゴールドシュミットが最後に出場したのは、3月17日にフロリダ州ダニーデンで行われたブルージェイズ戦で、その試合では背中の張りを訴えて2打席で途中退場していた

「開幕戦に向けて準備を続けているだけだよ」と彼は語った。


ゴールドシュミットは、残る3試合のエキシビションゲームのうち2試合に出場する予定であり、土曜日は彼が初めて1番打者として出場した試合だった。

ブーン監督は今季、左投手が先発する試合でゴールドシュミットを打順のトップに起用することを検討している。昨年、ゴールドシュミットは左投手に対して出塁率.366を記録している。


「ちょっと楽しかったし、もちろん少し変わった感じもあったね」とゴールドシュミットは語った。「自分としては、いつも通りの打席を心がけているよ。これまでのキャリアでいろんな打順を経験してきたから、どこで打つかはそんなに違いはない。打席に立てば、ただ集中して競い合い、良い打席を取ることを目指すだけさ。」

ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com

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