タイガース・スクーバル ファンへ自身の想いを綴る

MLB タイガース タリク・スクーバル

タリク・スクーバルはデトロイトを愛している。そして、2024年のアメリカン・リーグ サイ・ヤング賞を受賞してから初の先発登板(木曜日、ロサンゼルスでのドジャース戦)を控えた前夜、その想いを堂々と発信した。

タイガースのエースであるスクーバルは、水曜夜に自身のSNSで、今や「故郷」と呼ぶこの街に対するラブレターを投稿した。

「デトロイトはスポーツの街であり、過小評価されている街だ。この場所やここに住む人々のことは、実際に来てみないと分からない。」とスクーバルは綴った。

スクーバルは、それを身をもって学ぶ機会を得た。

カリフォルニアで生まれ、アリゾナで育ったスクーバルは、2018年にシアトル大学からタイガースにドラフト9巡目で指名された。西部で育った彼だが、「モーターシティ(デトロイト)」と自分には多くの共通点があると語る。

「この街について学ぶにつれ、デトロイトが多くの逆境を乗り越えてきた場所であることがよくわかってきた」とスクーバルは投稿している。

彼自身も、決して順風満帆な道を歩んできたわけではない。高校卒業時のディビジョン1からのオファーは1校のみ。大学時代にはトミー・ジョン手術を受け、メジャー昇格後も左肘の屈筋腱手術によって2022年から2023年の多くを欠場した。

だが、近年復活を遂げてきたデトロイトと同じく、スクーバルも見事に復活を果たした。2024年には完全な支配力を見せつけ、ア・リーグ三冠&サイ・ヤング賞を獲得し、タイガースをア・リーグ地区シリーズ(ALDS)進出へと導いた。

そして、木曜日のドジャースタジアムでの先発登板を前に、スクーバルは自らの新天地に向けて熱いメッセージを送った。

「俺たちについて、デトロイトについて、言いたいことがあるなら言えばいい。でも、俺たちにはまだやり残したことがある。さあ、もう一度やってやろうじゃないか。」と締めくくっている。

セオ・デローサ:MLB.com記者
引用元:mlb.com

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