レッドソックス・ブレグマン キャリア通算200号ホームランを放つ


ボストン — アレックス・ブレグマンのキャリア通算200本目の本塁打がフェンウェイ・パークで生まれたと聞けば、通常であればレッドソックスファンが喜ぶような場面ではないかもしれない。

だが実際には、このブレグマンの記念アーチが、最近元気のなかったレッドソックス打線を呼び覚ますきっかけとなり、チームは現地水曜日にレンジャーズを6対4で下してシリーズをタイに戻した。

このシリーズでボストンは最初の12イニングでわずか1得点しかできていなかったが、4回にブレグマンがレンジャーズ先発タイラー・マーリーの2-2のスプリッターをグリーンモンスターへ叩き込んで、ついに初得点を挙げた。このソロ本塁打はマーリーが今季許した初めての一発であり、元アストロのブレグマンにとっては、レンジャーズ戦135試合目で19本目の本塁打となった。

さらにブレグマンは7回に決勝打となる2点タイムリーを放ち、コナー・ウォンとセダンヌ・ラファエラをホームに返した。この試合ではサイクル安打まであと三塁打という内容だった。

「大好きな“子どもの遊び”を職業として長く続けられているのは本当に幸運なことだと思ってる」とブレグマンは語った。「ここまで高いレベルでプレーできているのは、コーチ、チームメート、トレーナー、ジムのスタッフなど、たくさんの人の支えがあってこそ。まだこのゲームをプレーできていることに感謝しているし、あと10年は続けたい。今日は本塁打の記念よりも、チームの勝利に貢献できたことが何よりうれしいよ。」


ウィリアー・アブレイユは、レンジャーズとの開幕戦で2本塁打を放っていたが、水曜日の試合でも再びその偉業を達成した。4回にはタイラー・マーリーから右中間へ422フィートの同点ソロ本塁打を放ち、8回には再びソロ本塁打を放ってボストンに追加点をもたらした。

アブレイユにとっては、レンジャーズとの対戦が終わる木曜日のシリーズ最終戦が少し寂しく感じられるかもしれない。というのも、彼のキャリアにおける複数本塁打試合は、今回を含めすべてレンジャーズ戦で達成されているのだから。

アブレイユはさらに6回、左腕ホビー・ミルナーから同点の二塁打を放ち、自身初となる「1試合3本の長打」を記録した。

「一番大きいのは“自信”だと思います」とアブレイユは通訳のカルロス・ビロリア=ベニテスを通じて語った。「アレックス(コーラ監督)が左投手に対しても打席に立たせてくれることで、自信を持って臨めていますし、昨年と比べても自分は大きく成長していると感じています。」


ブレグマンとアブレイユがボストンにリードと追加点をもたらす前、フェンウェイ・パークの空気は一時的に凍りついた。6回、非常に見覚えのあるような一塁での衝突が起き、アブレイユが本塁を踏んで得点が記録されるも、その直後に判定が覆されたのだ。

このプレーでは、ロミー・ゴンザレスが一塁を駆け抜ける際に、レンジャーズの一塁手ジョシュ・スミスの足に引っかかって転倒。アブレイユはその間にホームを踏んだが、プレー後に両選手とも数分間その場に倒れ込み、トレーナーが駆けつけてゴンザレスの状態を確認した。幸いなことに、両選手ともその後は歩いてベンチに戻った。


ゴンザレスは7回表にフィールドへ戻ろうとする様子を見せたが、代わりにアブラハム・トロが守備に就いた。トリストン・カサスがツインズ戦で一塁ベースを踏み外して今季絶望となって以降、ゴンザレスがレッドソックスの一塁を主に守ってきた。試合後、コーラ監督はゴンザレスについて「背中の張りが原因で途中交代させた」と説明し、状態は「日々の様子見(day to day)」とされた。

フェンウェイ・パークのファンたちは、ゴンザレスの無事を確認して安堵するとともに、3連敗を止めたこの勝利を喜んだ。このあとレッドソックスは、ロイヤルズとタイガースとの2都市遠征に出て、その後はホームでブレーブス、メッツ、オリオールズと対戦する予定だ。

「正直なところ、まずは連敗を止めることが必要だったと思う」とブレグマンは語った。「まだシーズン序盤だけど、僕らの多くは初めて一緒にプレーしている状態で、今まさにチームとしてのアイデンティティや、どうやってこのレベルで勝つのかを模索しているところ。…今日はその“出血”を止めることができたと思うし、ここからは試合に勝っていく段階だ。僕は勝つためにここへ来たし、それだけに集中しているよ。」

モリー・バークハート:MLB.comコンテンツプロデューサー
引用元:mlb.com

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