【2025年6月2日週】日本人MLB選手の週間成績まとめ|大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、鈴木誠也、今永昇太、菅野智之、千賀滉大ほか

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6月2日週、ドジャース・大谷翔平は6月に入って1週間で1本塁打、打率.259とペースを落としている。カブス・鈴木誠也は8日に2本塁打を放つもこちらも打率.227で好調を維持するとまではいかなかった。投げてはドジャース・山本由伸はヤンキース戦で4回途中7安打4失点と精彩を欠き、4敗目を喫し、カージナルス戦では6回94球を投げて被安打4、奪三振9、与四球2、無失点と高騰するも味方の援護がなく勝ち星を伸ばせず。一方、メッツ・千賀滉大はロッキーズ戦で、6回1失点6奪三振2四球で6勝目、防御率はナ・リーグ1位の1.59にまで改善し、さらにナ・リーグに防御率1点台は千賀のみと安定感を見せた。オリオールズ・菅野智之はマリナーズ戦に先発し7回90球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点1と安定したピッチングを見せ、5勝目。エンゼルス・菊池雄星はレッドソックス戦で6回途中まで99球を投げて被安打8、奪三振5、与四球5、失点3で勝敗つかず。

今週の注目選手たちの成績を振り返りながら、彼らの今後の展開にも注目していきましょう。

・3月28日週はこちら
・3月31日週はこちら
・4月7日週はこちら
・4月14日週はこちら
・4月21日週はこちら
・4月28日週はこちら
・5月5日週はこちら
・5月12日週はこちら
・5月19日週はこちら
・5月26日週はこちら

目次

【打者成績一覧】*6月8日の試合終了時点

週間成績

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選手名所属チーム試合数打率打席安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁四球死球三振出塁率OPS
大谷翔平ドジャース7.25927700120308.3230.693
鈴木誠也カブス6.22722500230306.3080.808

シーズン通算成績

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選手名所属チーム試合数打率打席安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁四球死球三振出塁率OPS
大谷翔平ドジャース63.294252749423391140073.3881.023
鈴木誠也カブス60.269238641821655125069.3320.895

ドジャース・大谷翔平詳細

6月2日(ヤンキース 7-3 ドジャース @ドジャー・スタジアム
打席結果:4打数、ノーヒット、1三振
全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われたヤンキース対ドジャースの3連戦の最終戦は、スイープ負けの回避に向けて意地を見せたヤンキースが7対3で勝利。昨年のワールドシリーズの再戦として注目された3連戦はドジャース2勝、ヤンキース1勝という結果になった。ヤンキース先発のライアン・ヤーブローが6回4安打1失点の好投で3勝目(0敗)をマーク。ドジャース先発の山本由伸は4回途中7安打4失点と精彩を欠き、4敗目(6勝)を喫した。大谷翔平は1番DHでスタメン出場したが、空振り三振、センターフライ、サードゴロ、セカンドゴロで4打数ノーヒット。

6月3日(メッツ 4-3 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、1安打(1本塁打)、1犠飛、2三振
ナ・リーグ東地区首位・メッツと西地区首位・ドジャースの3連戦がロサンゼルスでスタート。昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズのリマッチとなるこの対決の初戦は、延長戦の末、メッツに軍配が上がった。0対2とリードされたドジャースは7回、大谷翔平の両リーグトップタイの23号ソロで追い上げ、最終回に大谷の犠牲フライで試合を振り出しに。試合は延長戦に突入し、フランシスコ・アルバレスとフランシスコ・リンドーアのタイムリーでメッツが勝ち越し。ドジャースの反撃を凌ぎ、4対3で逃げ切った。大谷翔平は1番DHでスタメン出場し、4打数1安打(1本塁打)。第1、2打席はブラックバーンのブレーキングボールに空振り三振、第3打席は二死一、二塁のチャンスで迎えるもセカンドゴロに打ち取られるなど、過去9打数4安打と得意としていたブラックバーンに苦しんだ。しかし、第4打席は両リーグトップタイに並ぶ23号ソロ、第5打席は同点の犠牲フライを放った。


6月4日(メッツ 5-6 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:3打数、ノーヒット、2三振
ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでのメッツ4連戦の2戦目を迎え、9回裏に追いついて10回裏にサヨナラ勝ち。4連戦の対戦成績は2戦目を終えて1勝1敗となった。ドジャース6番手のタナー・スコットはタイブレークの10回表を三者凡退に抑える好リリーフを見せ、今季初勝利(2敗)をマーク。メッツ5番手のホセ・ブットーはサヨナラ打を浴び、今季初黒星(2勝)を喫した。大谷翔平は1番DHでスタメン出場したが、第1打席は見逃し三振、第2打席はレフトフライ、第3打席は空振り三振に倒れ、3打数ノーヒット。8回裏の第4打席は四球を選んで出塁し、10回裏の第5打席は申告敬遠。2試合ぶりのノーヒットに終わった。

6月5日(メッツ 6-1 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、2安打、1三振
ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでのメッツ4連戦の3戦目を迎え、1対6で完敗。今季のメッツ戦は7試合組まれているが、今日の敗戦を含めて2勝4敗となり、あすの今季最終対戦を残して負け越しが確定してしまった。メッツ先発のグリフィン・キャニングは6回99球を投げて被安打3、奪三振7、与四球1、無失点という好投を見せ6勝目(2敗)をマーク。ドジャース先発のトニー・ゴンソリンは5回3安打3失点(自責点2)で降板し、2敗目(3勝)を喫した。大谷翔平は1番DHでスタメン出場し、センターフライ、ライトへのヒット、見逃し三振、ライトへのヒットで4打数2安打。2試合ぶりのヒットを放ち、4試合ぶりのマルチ安打をマークしたが、チームの得点にはつながらなかった。


6月6日(メッツ 5-6 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、2安打、2三振
メッツとドジャースによる昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズのリマッチ4連戦は、ドジャースが逆転勝利を収めた。終盤に差し掛かるまでメッツ先発のデービッド・ピーターソンが7回3失点の好投でメッツに主導権をもたらしていたが、ピーターソン降板後に流れが急変。2点リードの8回に投入したリード・ギャレットが3失点と乱れ、ドジャースに6対5と逆転を許してしまった。これでメッツとドジャースによる直接対決は、ロサンゼルスでの4連戦は2勝2敗で終了。レギュラーシーズン中の全7戦ではメッツが4勝3敗と勝ち越すこととなった。

大谷翔平は1番DHでスタメン出場。第1打席はスライダーに空振り三振、第2打席はセンターへの単打、第3打席はライトへの単打、第4打席はスライダーで見逃し三振と、前回登板では4打数3三振と苦しんだピーターソン相手に2本の安打が飛び出した。


6月7日(ドジャース 0-5 カージナルス @ブッシュ・スタジアム
打席結果:4打数、1安打
ナ・リーグ西地区首位・ドジャースは今日から中地区2位・カージナルスの本拠地に乗り込み、3連戦がスタート。雨天で開始が遅れたその初戦は、ドジャース打線に10安打を浴びながらカージナルス投手陣が耐え抜き、5対0で完封勝利を挙げた。7回途中までゼロで抑えたカージナルス先発のソニー・グレイが7勝目(1敗)をマーク。一方、ドジャースはスポット先発としてジャスティン・ロブレスキーを起用し、ロブレスキーは6回4失点と大崩れこそしなかったが、2敗目(1勝)を喫している。大谷翔平は1番DHでスタメン出場し4打数1安打に終わった。


6月8日(ドジャース 1-2 カージナルス @ブッシュ・スタジアム
打席結果:4打数、1安打、1四球
ドジャースは敵地ブッシュ・スタジアムでのカージナルス3連戦の2戦目を迎え、前日に続いてまたも打線が機能せず、1対2でサヨナラ負け。6回4安打無失点の好投を見せた山本由伸を援護できなかった。カージナルス4番手のライアン・ヘルズリーが3勝目(0敗)を挙げ、ドジャース3番手のベン・カスパリアスは今季初黒星(4勝)。大谷翔平は9回表にラッキーな内野安打を放ち、4打数1安打1四球だった。


カブス・鈴木誠也詳細

6月2日レッズ 3-7 カブス @リグレー・フィールド
打席結果:3打数、ノーヒット、1四球
カブスは本拠地リグレー・フィールドでのレッズ3連戦の最終戦を迎え、3回裏に一挙4点を先制するなど7対3で勝利。同地区対決3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、6カード連続の勝ち越しとなった。カブス先発のジェイムソン・タイオンが7回途中3安打2失点で5勝目(3敗)をマーク。レッズ先発のニック・マルティネスは5回途中7安打5失点と精彩を欠き、6敗目(3勝)を喫した。

鈴木誠也は3番DHでスタメン出場したが、四球、レフトフライ、レフトフライ、サードゴロ失策で3打数ノーヒット1四球。連続試合安打は11でストップ。

6月4日(カブス 8-3 ナショナルズ @ナショナルズ・パーク
打席結果:4打数、ノーヒット、1犠飛
カブスは敵地ナショナルズ・パークでのナショナルズ3連戦がスタート。その初戦は序盤リードを許す展開となったが、8対3で逆転勝利を収め、3連勝となった。カブス先発のケイド・ホートンは6回途中6安打3失点の力投を見せ、メジャーデビューから無傷の3連勝。ナショナルズ先発のトレバー・ウィリアムスは5回途中5安打5失点と踏ん張れず、6敗目(3勝)を喫した。

鈴木誠也は2番ライトでスタメン出場し、犠飛を1本放って4打数ノーヒット1打点。2試合連続のノーヒットに終わり、連続試合出塁も16でストップ。


6月5日(カブス 0-2 ナショナルズ @ナショナルズ・パーク
打席結果:3打数、1安打、1四球
カブスは敵地ナショナルズ・パークでのナショナルズ3連戦の2戦目を迎え、打線が振るわず0対2で敗戦。今季3度目の完封負けを喫し、連勝が3でストップした。ナショナルズ先発のマッケンジー・ゴアが7回3安打無失点の快投で3勝目(5敗)を挙げ、3番手のカイル・フィネガンは17セーブ目を記録。カブス先発のマシュー・ボイドは8回途中4安打2失点の力投を見せたが、3敗目(5勝)を喫した。

鈴木誠也は2番ライトでスタメン出場し、第1打席でレフトへのヒット。第4打席では四球を選んで出塁し、3打数1安打1四球だった。

6月6日カブス 7-1 ナショナルズ @ナショナルズ・パーク
打席結果:5打数、2安打、1三振、1四球
カブスは敵地でのナショナルズ3連戦の最終戦に完勝し、シリーズを2勝1敗で勝ち越した。カブスのイアン・ハップが3安打4打点、守備でも補殺を決める大活躍でチームを牽引。投手陣もオープナーの後を受けたコリン・レイが5回1/3を途中無失点で4勝目(2敗)をマークした。ナショナルズは先発のジェイク・アービンが5回3失点と粘りのピッチングを見せるも、2敗目(5勝)。攻守両面でカブスがナショナルズを凌駕する試合となった。

鈴木誠也は2番ライトでスタメン出場し、第1打席は空振り三振、第2打席はセカンドフライ、第3打席はレフト前ヒット、第4打席はライト前ヒット、第5打席は四球だった。

6月7日カブス 1-3 タイガース @コメリカ・パーク
打席結果:4打数、無安打、2三振
カブスはメジャー最高勝率・タイガースの本拠地に乗り込み、3連戦がスタート。その初戦はタイガースのタリク・スクーバルが8回途中1失点の快投を見せ、6勝目(2敗)を挙げた。一方のカブス先発のベン・ブラウンも7回2失点の好投を見せたが、援護がなく4敗目(3勝)。

鈴木誠也は、3番DHでスタメン出場し、第1・2打席はスクーバルの決め球・チェンジアップに空振り三振、第3打席は大きなセンターフライ、第4打席はライトフライだった。第3打席はスクーバルのスライダーを捉え、打球速度約165キロのバレル性の打球を放ち、30球場中16球場で本塁打となる当たりだったが、センターの守備範囲だった

6月8日カブス 6-1 タイガース @コメリカ・パーク
打席結果:4打数、2安打(2本塁打)、2打点
カブスはメジャー最高勝率を誇るタイガースとの3連戦の2戦目を迎え、5本塁打を放つ一発攻勢により6対1で勝利。今季40勝に到達し、3連戦の対戦成績は2戦目を終えて1勝1敗となった。カブス先発のジェイムソン・タイオンは7回3安打1失点の好投を見せ、6勝目(3敗)をマーク。タイガースのオープナーを務めたタイラー・ホルトンに3敗目(2勝)が記録された。カブス・鈴木誠也は3番ライトでスタメン出場し、今季3度目のマルチ本塁打を記録するなど4打数2安打2打点の活躍。


【投手成績一覧】*6月8日の試合終了時点

週間成績

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投手名チーム登板投球回勝敗自責点防御率被安打盗塁四球死球奪三振WHIP
山本由伸ドジャース29.20勝1敗43.7211051111.655
千賀滉大メッツ16.00勝0敗10.77502061.167
菊池雄星エンゼルス15.00勝0敗35.40805052.600
菅野智之オリオールズ17.01勝0敗11.29501050.857
松井裕樹パドレス22.01勝0敗00.00000010.000

シーズン通算成績

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投手名チーム登板投球回勝敗自責点防御率被安打盗塁四球死球奪三振WHIP
山本由伸ドジャース1373.26勝4敗182.20494252861.005
佐々木朗希ドジャース834.11勝1敗184.72293223241.485
今永昇太カブス844.33勝2敗142.82350140341.109
千賀滉大メッツ1268.06勝3敗121.59504301651.176
菊池雄星エンゼルス1369.21勝5敗253.23713401631.593
菅野智之オリオールズ1271.05勝3敗243.04633110401.042
松井裕樹パドレス2625.01勝1敗93.24182110271.160
前田健太タイガース780勝0敗77.88916381.875

ドジャース・山本由伸詳細

6月2日(ヤンキース 7-3 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
ピッチング結果:3回2/3、被安打7、奪三振2、与四球3、失点4
全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われたヤンキース対ドジャースの3連戦の最終戦は、スイープ負けの回避に向けて意地を見せたヤンキースが7対3で勝利。昨年のワールドシリーズの再戦として注目された3連戦はドジャース2勝、ヤンキース1勝という結果になった。ヤンキース先発のライアン・ヤーブローが6回4安打1失点の好投で3勝目(0敗)をマーク。ドジャース先発の山本由伸は4回途中7安打4失点と精彩を欠き、4敗目(6勝)を喫した。

エースの山本を先発に立て、3連戦のスイープを狙ったドジャースだったが、ヤンキースが意地を見せた。ヤンキースは初回二死一、二塁からジェイソン・ドミンゲスのタイムリーで先制。2回裏にトミー・エドマンの9号ソロで追いつかれたものの、3回表にベン・ライスの12号2ラン、さらには二死一、三塁から山本の暴投もあり、この回3点を勝ち越した。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は4回表二死一塁となったところでエースの山本の交代を決断。

6月8日(ドジャース 1-2 カージナルス @ブッシュ・スタジアム)
ピッチング結果:6回、被安打4、奪三振9、与四球2、無失点
ドジャースは敵地ブッシュ・スタジアムでのカージナルス3連戦の2戦目を迎え、前日に続いてまたも打線が機能せず、1対2でサヨナラ負け。6回4安打無失点の好投を見せた山本由伸を援護できなかった。カージナルス4番手のライアン・ヘルズリーが3勝目(0敗)を挙げ、ドジャース3番手のベン・カスパリアスは今季初黒星(4勝)。

先発の山本はエースとして、期待に応えるピッチングを見せた。1回裏一死一、二塁、2回裏二死満塁、5回裏一死一、二塁と3度のピンチがあったものの、要所を抑えて無失点。初対戦となったラーズ・ヌートバーから2つの三振を奪うなど、6回94球を投げて被安打4、奪三振9、与四球2、無失点の好投を見せ、今季の防御率は2.20となった。


メッツ・千賀滉大詳細

6月7日(メッツ 2-4 ロッキーズ @クアーズ・フィールド)
ピッチング結果:6回、1失点、6奪三振、2四球
メッツの千賀滉大がロッキーズ戦に先発登板し、6回1失点の好投を見せた。試合は2対2の同点のまま9回に突入し、チャンスで2日前の試合で右足小指を骨折したフランシスコ・リンドーアが代打で登場。リンドーアは走者一掃の決勝タイムリー二塁打を放ち、メッツが4対2でロッキーズを下した。

先発千賀滉大は初回からフォークを駆使し、ゴロアウトを量産。先頭から7打者連続でアウトに打ち取っていたが、8番ミッキー・モニアックへの初球のスイーパーが甘く入り、先制ソロを献上してしまう。さらに二塁打と四球でピンチを招いたが、ここはダブルプレーに後続を打ち取ってピンチを脱した。最終的に、109球を投じて6回1失点6奪三振2四球で降板。防御率はナ・リーグ1位の1.59にまで改善し、さらにナ・リーグに防御率1点台は千賀のみと安定感を見せている。今日は今季最多の22個の空振りを奪い、そのうち14個をフォークが占めるなど、伝家の宝刀の切れ味が冴え渡った。


エンゼルス・菊池雄星詳細

6月4日(エンゼルス 4 – 3 レッドソックス @フェンウェイ・パーク
ピッチング結果:5回、被安打8、奪三振5、与四球5、失点3
エンゼルスは敵地フェンウェイ・パークでのレッドソックス3連戦の2戦目を迎え、延長戦の末に4対3で勝利。あすの最終戦を残して3連戦の勝ち越しを決めた。エンゼルス5番手のケンリー・ジャンセンが今季初勝利(2敗)を挙げ、6番手のリード・デトマーズは1点のリードを守ってメジャー初セーブを記録。レッドソックス5番手のザック・ケリーは決勝点を献上し、2敗目(1勝)を喫した。

菊池雄星は今季13度目の先発登板。2回裏二死一塁からセダン・ラファエラに二塁打を浴びたものの、中堅ジョー・アデルから遊撃ザック・ネト、捕手トラビス・ダーノーとつなぐ見事な中継リレーで一塁走者の生還を阻止し、菊池は失点を免れた。3回表に3点を先制してもらった菊池はその裏、無死一、三塁からジャレン・デュランのタイムリー二塁打で1点を失ったものの、その後の満塁のピンチは脱出。制球に苦しみながらも5回まで抑え、勝利投手の権利を手にしたが、6回裏無死一塁からラファエラに5号同点2ランを浴び、6回途中まで99球を投げて被安打8、奪三振5、与四球5、失点3という内容で降板した。


オリオールズ・菅野智之詳細

6月4日(オリオールズ 5 – 1 マリナーズ @T-モバイル・パーク
ピッチング結果:7回、被安打5、奪三振5、与四球1、失点1
オリオールズは敵地T-モバイル・パークでのマリナーズ3連戦がスタート。その初戦は先発の菅野智之の好投もあって5対1で勝利し、今季初となる4連勝を達成した。菅野は7回90球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点1と安定したピッチングを見せ、5勝目(3敗)をマーク。マリナーズ先発のジョージ・カービーは5回8安打2失点で3敗目(0勝)を喫した。

4連勝がかかるマウンドで菅野が見事なパフォーマンスを見せた。ラモン・ウリアスの犠飛で先制してもらった直後の1回裏はマリナーズを三者凡退。2回裏二死からラウディ・テレズに9号同点ソロを浴びたものの、3回裏一死一塁の場面ではスプリッターでホルヘ・ポランコを併殺打に仕留めた。4回裏を無失点に抑えると、味方打線が5回表にライアン・オハーンのタイムリーで勝ち越し。5回裏を三者凡退に抑えてリズムを作り、6回表先頭のコルトン・カウザーの2号ソロを呼び込んだ。6回裏は連打で無死一、二塁のピンチとなったが、フリオ・ロドリゲスから見逃し三振を奪い、強打者カル・ローリーを併殺打に打ち取ってピンチ脱出。7回裏は再び三者凡退に斬って取り、90球で7イニングを投げ抜いた。


パドレス・松井裕樹詳細

6月4日(パドレス 3 – 2 ジャイアンツ @オラクル・パーク
ピッチング結果
パドレスは敵地オラクル・パークでのジャイアンツ4連戦の2戦目を迎え、土壇場で追いついたあとに延長戦を制して3対2で勝利。3連勝で貯金11となった。パドレス3番手の松井裕樹が9回裏の1イニングを無失点に抑えて今季初勝利(1敗)を挙げ、4番手のジェレマイア・エストラーダは2セーブ目を記録。ジャイアンツ5番手のスペンサー・ビベンスは2敗目(1勝)を喫した。

松井は同点に追いついた直後の9回裏を任され、わずか5球で三者凡退に抑える好リリーフ。10回表に味方打線が勝ち越したため、今季初勝利を手にした。


6月6日(パドレス – ジャイアンツ @オラクル・パーク
ピッチング結果
ジャイアンツがパドレスとの接戦を制し、パドレス4連戦を2勝2敗で終えた。ジャイアンツは先発のロビー・レイが7回2失点9奪三振の好投で8勝目(1敗)をマーク。パドレス先発のディラン・シースも5回3失点7奪三振と力投したが、今季5敗目(1勝)を喫している。パドレスは3番手の松井裕樹の無失点リリーフもあり、1点差のまま反撃を狙ったが、ついにジャイアンツの投手陣を捉えられず。首位ドジャースとのゲーム差はパドレスが2に広がり、ジャイアンツは3となった。

松井裕樹は1点ビハインドの8回に登板。アダメスをセカンドフライ、スミスを外角いっぱいの速球で見逃し三振、ジェラール・エンカーナシオンをセンターフライに打ち取り、三者凡退に抑えた。

フィリーズ・青柳晃洋情報(マイナー)

6月4日(シャーロット・ナイツ戦)
ピッチング結果:2回、被安打4、失点3、奪三振2、与四球1

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