ヤンキース 8回に6点を奪いサブウェイ・シリーズを制す


ニューヨーク — コディ・ベリンジャーがヤンキースでのスロースタートについて真剣に向き合い、「なぜ自分はボール球を追ってしまうのか?」とコーチ陣に問いかけたのは、ちょうど2週間ほど前のことだった。

スタッフはその問いに対し、バッティングフォームのバランスを整えることや、打席で見るべきポイントを再確認することなど、いくつかの的確なアドバイスを返した。最初は微細な調整だったが、結果としてベリンジャーのキャリア最長の好調期へとつながっている。

現地日曜日の夜、ヤンキー・スタジアムで行われたサブウェイ・シリーズ第3戦、ベリンジャーは初回に2点タイムリーツーベースを放つと、8回には自身9本目となる満塁ホームランで6得点のビッグイニングを締めくくり、ヤンキースはメッツに8対2で快勝。シリーズ勝ち越しを決めた。

ヤンキースの8回の猛攻は、控えめな形で幕を開けた。ジョルビット・ビバスの11球に及ぶ打席が一塁ゴロとなり、これをピート・アロンソが本塁へ悪送球。ジェイソン・ドミンゲスがヘッドスライディングでホームインし、1点を追加。その後、ポール・ゴールドシュミットが中前タイムリーを放ち、ライアン・スタネックをマウンドから引きずり下ろした。

四球と三振のあと、再びコディ・ベリンジャーの打席が巡ってきた。すでにキャリア最長となる13試合連続安打中のベリンジャーは、構えたバットを高く保ちながら、ジェネシス・カブレラの97.1マイル(約156km/h)の速球に狙いを定めた。

次の瞬間、右中間スタンドへと豪快に運ばれた打球は、スタジアム中を沸かせ、ピンストライプをまとったファンたちの祝宴を呼び起こした。一方、オレンジと青を身につけたファンたちにとっては、地下鉄への早めの乗車を促す一撃となった。

ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com

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