驚異的な逆転劇、胸躍るサヨナラ勝ち、圧倒的な投球パフォーマンスまで、2024年シーズンにはすべてのチームが記憶に残る勝利を収めました。しかし、それぞれのクラブにとって、そのシーズンを象徴する勝利とは何だったのでしょうか?
その問いにMLB.comの30人のレポーターが答えてくれました。
ブレーブス: ホーム開幕戦での逆転勝利、4月5日
どの勝利も重要ですが、特にシーズン最終戦である第162戦の勝利でプレーオフ進出を決めるようなシーズンではなおさらです。ただし、シーズン第6戦目となったホーム開幕戦での逆転勝利は、最も価値のある試合、または少なくとも記憶に残る逆転劇の一つといえるでしょう。スペンサー・ストライダーは4回を投げて5失点し、シーズン終了となる肘の手術が必要となる怪我で降板しました。しかし、この夜は完全な災難ではありませんでした。ロナルド・アクーニャJr.の8回のタイムリーダブルや、9回にマット・オルソンとジャレッド・ケルニックが記録したタイムリーダブルのおかげで、ブレーブスは試合を延長戦に持ち込みました。そして、10回にトラヴィス・ダーノーがサヨナラヒットを放ち、逆転勝利を締めくくりました。
— マーク・ボウマン
マーリンズ: 9回に5点差を逆転し、10回にサヨナラ勝ち、4月30日
シーズン最初の月は忘れたいような内容でしたが、その締めくくりは劇的で勝利に満ちたものでした。9回に5-0とリードされていた試合で、マーリンズの最初の7人の打者がロッキーズの先発ライアン・フェルトナーとクローザーのジャスティン・ローレンスを相手に次々と出塁し、点差を追いついて試合を延長戦に持ち込みました。10回表にタナー・スコットが1点を失ったものの、その裏でブライアン・デ・ラ・クルーズとデイン・マイヤーズが連続タイムリーを放ち、このシーズン初のサヨナラ勝利を収めました。
— クリスティーナ・デ・ニコラ
メッツ: リンドーアがメッツをプレーオフに導く、9月30日
メッツのプレーオフ進出を決めた第161戦と、ブリュワーズとのワイルドカードシリーズ第3戦の勝利のどちらも劇的な試合でしたが、前者は試合開始時からよりドラマチックな展開でした。アトランタでの長年の悪夢を払拭しようとするメッツにとって、保証されたものは何もない状況でした。ホームチームが序盤にリードを奪った後、メッツは8回に4点を奪って初めてリードを奪いました。しかし、ブレーブスはオジー・アルビーズの満塁走者一掃のタイムリーで応戦し、メッツは最後の3アウトに追い込まれました。それでもなお、フランシスコ・リンドーアが9回に2ランホームランを放ち、メッツに再びリードをもたらし、プレーオフ進出を決定づけました。
— アンソニー・ディコモ
ナショナルズ: 独立記念日の花火ショー vs. メッツ、7月4日
ジェイク・アービンが毎年恒例の独立記念日マチネ(昼間)ゲームで圧巻の投球を見せました。彼は8回を投げて無失点、被安打1、与四球1、8奪三振という内容でした。試合はアービンが降板した時点でも0-0のままでしたが、ジェシー・ウィンカーが代打で登場し、試合を動かすソロホームランを放ちました。その後、デレク・ローがブルペンカートでアメリカ国旗を振りながら登場し、完璧な9回を締めてセーブを記録しました。
— ジェシカ・カメラト
フィリーズ: カナダでのシュワーボムが逆転勝利の起爆剤に、9月3日
ブルージェイズはロジャーズセンターでフィリーズを相手に6-1とリードを広げました。6回を終えた時点では8-4とさらに点差が開いていましたが、フィリーズは少しずつ追い上げました。その中心にはカイル・シュワーバーがいました。彼は5本のヒット、3本のホームラン、6打点を記録。初回に先頭打者ホームラン、4回にソロホームラン、そして9回には逆転の3ランホームランを放ち、フィリーズが10-9で劇的な勝利を収めました。
— トッド・ゾレッキ
引用元:mlb.com