ワシントン発 —— 本塁打なしの試合が4試合続いていたカージナルスは、日曜日の午後、ナショナルズ・パークで行われたナショナルズ戦でラーズ・ヌートバー、ウィルソン・コントレラス、ノーラン・アレナドの3本塁打が飛び出し、6対1で快勝。この勝利でチームは8連勝となり、今季MLB最長の連勝記録(ツインズ、ドジャースと並ぶ)に到達しました。
「選手たちは本当に素晴らしい仕事をしてくれた」とオリバー・マルモル監督は称賛。「つなぎの打撃が必要な場面もあれば、ある投手に対しては一発を狙っていく必要がある場面もある。今日は試合の最初の打席(ヌートバーの先頭打者本塁打)と、後半のコントレラスのホームランでしっかり得点できたね。」
試合開始からわずか5球目、ヌートバーはマッケンジー・ゴアのストライクゾーン内の速球を完璧に捉え、右中段席まで運ぶ特大弾(打球速度108.1マイル)を放ちました。これはヌートバーにとってキャリア7本目の先頭打者アーチであり、今季6本目の本塁打となりました。
「この打席では、速球4球とカーブ1球を見たよ」とヌートバーはコメント。「左打者に対してはスライダーと速球が多い投手だから、ちょっと意外ではあったけど、いいカウントを作って、いいスイングを心がけたんだ。」
ここ4試合連続で、セントルイス・カージナルスは試合の前半3イニング以内に得点を挙げており、序盤からの得点力がチームの好調を支える大きな要素となっています。
「打線全体からしっかりと結果が出てるのが大きいね」とラーズ・ヌートバーは語りました。「得点圏にランナーがいるときにしっかり得点できてるし、早い回で試合を動かせている。それに加えて、投手陣の働きが本当に素晴らしい。この3つがうまくかみ合ってるからこそ、今の結果につながってるんだと思うよ。」
日曜日の試合で本塁打を放った際に使用した母の日仕様のピンクのバット——その贈り先について、外野手ラーズ・ヌートバーには迷いはありませんでした。
「母にあげます」とヌートバーは笑顔で語りました。「彼女が欲しいものは、何でもあげるんです。」
カージナルスのマウンドに立ったのはマイルズ・マイコラス。この日も安定感ある投球を見せ、5回1/3を投げて4安打1失点、1四球、5奪三振と効率のよい内容で試合をつくりました。フロリダ州ジュピター出身の右腕は、直近4登板すべてで5回以上を投げ、そのうち3試合で1失点以下に抑えています。
「今日の登板にはすごく満足してるよ」とマイコラスは語りました。「フォーシームのコマンドが良かったし、ゾーン低めにしっかり集められたのが大きかったね。守備も本当に良かったし、打線も試合後半でしっかり爆発してくれた。」
2回、ウィルソン・コントレラスは左中間の“パワーアレー”に向けてスタットキャスト推定406フィート(約124メートル)のソロ本塁打を放ち、23試合連続出塁という快挙を“派手に”継続しました。この記録は、今季ナショナル・リーグではフィリーズのカイル・シュワーバー(39試合)に次ぐ2位となっています。
「序盤で得点できると、試合を通じて勢いと自信が生まれるんだ」とオリバー・マルモル監督は語りました。「だからこそ、序盤から積極的に攻めにいけているのはチームにとって大きいことだよ。」
カージナルスは7回と8回で計4得点を挙げ、ナショナルズとの差を一気に広げました。7回にはヨヘル・ポソとビクター・スコットIIのタイムリーで2点を追加。
この試合でヒットを放ったスコットは、自身のキャリア最長となる11試合連続安打を記録しました。その間、自らの打席で何が見えてきたのかを尋ねられると、彼はこう答えました。
「成熟、自信、成長、この3つですね」とスコットは語りました。「打席に立ったとき、真っ先に意識するのがこの3つです。」
8回にはノーラン・アレナドが試合にダメ押しの一撃を加えました。初球の速球を捉え、左翼手ジェームズ・ウッドの頭上を越えてビジター側ブルペンへと突き刺す2ランホームラン。これでカージナルスは6対1とリードを広げ、勝利をほぼ確実なものとしました。
「アレナドがあの場面でホームランを打って、2点をしっかり運んでくれたのは本当に良かった」とマルモル監督は語りました。「今日はポジティブな要素がたくさんあった試合だったね。」
カージナルスはこれで22勝19敗となり、ナ・リーグ中地区首位のカブス(23勝18敗)に1ゲーム差まで迫りました。月曜日からは9連戦の後半戦に突入し、フィラデルフィアでの3連戦が始まります。
「最近は本当にいい野球ができてるし、順位が上がってくるとやっぱり楽しいよね」と、先発のマイルズ・マイコラスも手応えを語りました。
引用元:mlb.com