FA(フリーエージェント)のユーティリティプレーヤー、クリス・テイラーがエンゼルスと1年76万ドルの契約を結んだと、球団が月曜日に発表しました。これに伴い、ユーティリティプレーヤーのカイレン・パリスが日曜日にトリプルAソルトレイクへオプション(降格)され、ロースターの空きを確保しました。
5月18日にドジャースからリリースされたばかりのテイラーは、現地月曜夜のヤンキース戦(アナハイム)で中堅手として「8番」でスタメン出場する予定です。
テイラーは2016年6月にマリナーズからトレードでドジャースに加入し、2017年以降は“スーパーユーティリティ”としてラインアップに定着しました。2017〜2021年の5年間ではOPS.804(OPS+ 113)、本塁打78本、盗塁50という成績を残し、2021年にはオールスターにも選出。
ポストシーズン通算80試合出場し、2020年と2024年にワールドシリーズ制覇。さらに、2017年のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)では打率.316、2本塁打を記録しMVPに輝きました。
しかし、ロースターの変化と度重なるケガの影響で近年は出場機会が減少。今年ドジャースではわずか28試合(先発6試合)の出場にとどまり、35打数7安打(2二塁打、2打点、13三振)という成績でリリースされていました。
エンゼルスが迎え入れたテイラーは、二塁、遊撃、左翼、中堅の4ポジションで通算1,000イニング以上を守った実績があり、さらに三塁でも506 1/3イニングを記録しているユーティリティ性の高い選手です。
シャンティ・セペ=チェプル:MLB.com記者
引用元:mlb.com
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