ニューヨーク発 — アーロン・ジャッジが打席に立つたびに、そこには常に偉業への期待が漂います。その存在感はヤンキース打線に大きな影を落とし、ポール・ゴールドシュミットがその陰で落ち着いてプレーできる快適な空間を生み出しています。
ゴールドシュミットの打率.361は、メジャーでも最も見過ごされている成績のひとつかもしれません。その堅実な攻守での貢献は、ジャッジの毎晩の活躍によって目立たなくなっています。
しかし、誤解しないでください。ゴールドシュミットは大事な場面でもしっかり結果を出す選手です。現地金曜日には3ラン本塁打を放ち、ヤンキースをレイズに対する3対0の勝利へと導きました。
マックス・フリードには多くの援護は必要ありませんでした。ア・リーグ月間最優秀投手に選ばれたばかりのこの夜、彼はレイズ打線をわずか1安打に抑え、7回無失点で降板。2つの四球と6つの三振を記録し、今季成績を6勝0敗、防御率1.01(7先発)に伸ばしました。
援護点を与えたのはポール・ゴールドシュミット。5回に左腕メイソン・モンゴメリーからライトポーチに3号ホームランを叩き込みました。
2025年シーズン、アーロン・ジャッジがまさに現代のバリー・ボンズと化している一方で、ゴールドシュミットも昨年後半のカージナルス時代の好調をそのまま今季に持ち込んでいます。
特に左投手に対する打撃は圧巻で、この日モンゴメリーから放った本塁打は、今季30打数18安打(打率.600)という驚異的な成績の一部。彼の3本の本塁打すべてが左投手からのものです。
「目の前で見られて本当に感動してるよ」とヤンキースのアーロン・ブーン監督は現地金曜に語りました。「どんな状況でも安定した、厳しい打席を毎回見せてくれる。それが本当に頼もしいね。」
ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com