マイアミ — ガナー・ホグランドが各イニングを終えてマウンドを降りるたび、ローンデポ・パークではスタンディングオベーションが巻き起こりました。メジャーリーグデビュー戦にふさわしい歓声でした。
そしてそれもそのはず――25歳のホグランドは、アスレチックスの一員として迎えた現地金曜夜の初登板で、まるでエースのような投球を披露。マーリンズ相手に6回1失点の好投、5回までは無失点で抑える素晴らしいデビューを飾りました。試合はアスレチックスが6対1で勝利しました。
ただ、たとえ結果がどうであっても、ホグランドは大きな声援を受けていたでしょう。というのも、このフロリダ州ダニーデン出身の右腕を応援する家族や友人たちが、アスレチックスのダグアウト裏の特別セクションに大勢集結していたからです。
だからこそ、毎イニングの3アウトを奪ってベンチへ戻るたびに、ホグランドの視線の先には、緑と金のチームカラーに身を包んだ観客たちの拍手と笑顔が広がっていました。 そして彼にとって何より嬉しかったのは――その声援が十分すぎるほど正当な理由に裏打ちされていたということです。
ホグランドは歴史的なデビューを果たしました。アスレチックスの投手としては1943年以来初めて、メジャー初登板で6イニング1失点・無四球という快投を披露したのです。最終的に6回を投げて被安打6、奪三振7、1.50の防御率という堂々たる成績を残しました。
一方、アスレチックス打線も彼をしっかり援護。中でも目立ったのは、かつてマーリンズに1巡目で指名されたJJ・ブレイデイのソロ本塁打でした(2019年に全体4位で指名)。
引用元:mlb.com
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