ニューヨーク――カブスのケイド・ホートンがメジャーデビュー戦で鮮烈なスタートを切り、その投球内容も「エグい」と言えるレベルだった。まさにカブスが期待していた“第一印象”だった。
ホートンは現地土曜日、シティ・フィールドで行われたメッツ戦に登板し、シカゴを6対5の勝利に導いて初勝利を挙げた。この日はダンズビー・スワンソンの活躍も光り、今週初めに妻で女子サッカー米代表のマロリー・スワンソンとの第一子妊娠を発表して以来、初の本塁打を記録した。
ホートンはカブス期待の投手プロスペクトであり、この日がメジャー初登板。試合前に昇格が発表され、さっそく初対戦となった打者から三振を奪うという衝撃のデビューを飾った。
23歳の右腕は、オープナーとして登板したブラッド・ケラーの後を受けて2回からマウンドへ。最初の対戦打者、ブランドン・ニモに対しては96マイル(約154km)の速球を投げ込み、見逃し三振でメジャー初奪三振をマークした。
ホートンはこの日さらに4つの三振を奪いました。3回にはブレット・ベイティを時速85マイルのカーブで、4回にはルイサンヘル・アクーニャを84マイルのスライダーで、5回にはタイロン・テイラーを83マイルのスライダーで、そして同じく5回にはフアン・ソトを86マイルのチェンジアップで三振に仕留めました。
MLBパイプラインでカブスのプロスペクトランキング2位、全体では46位にランクされているホートンは、この日4イニングを投げ、被安打4、3失点、与四球ゼロ、5奪三振の内容でした。降板時点でカブスは4対3とリードしており、その後もリードを守り抜いて勝利を収めました。
ホートンのスコアシート上で唯一の汚点は、4回にベイティに打たれた3ランホームランでした。甘く入ったスライダーを捉えられ、右中間スタンドへと運ばれました。
このシリーズのためにトリプルAアイオワから昇格したホートンのメジャーデビュー戦には、家族もスタンドで観戦していました。今週初めに今永昇太が負傷者リスト入りしたため、土曜日は本来なら今永が先発する予定の日でした。
デービッド・アドラー:MLB.com記者
引用元:mlb.com