カブス・今永昇太が軽い左ハムストリングスの張りと診断 カウンセル監督は「楽観的」とコメント


シカゴ発 — 現地日曜日にミルウォーキーで降板した際の様子から、今永昇太投手の負傷者リスト入りは避けられないと見ていたカブスのクレイグ・カウンセル監督。その懸念は現実となり、月曜日のジャイアンツ戦を前に、今永は左ハムストリングの張りにより15日間の故障者リスト(IL)入りが正式に発表されました。

既に先発ローテーションの柱であるジャスティン・スティールを今季絶望で欠いている中、カブスにとっては大きな痛手です。ただし、検査の結果は「軽度の損傷」と診断されており、チームドクターとの面談後、カウンセル監督は「回復までの期間について楽観的だ」と語りました。

「我々は慎重に対応し、今永が100%の状態に戻ってから復帰させるつもりです」と、ジャイアンツ戦に9-2で勝利した後、カウンセル監督は語りました。「全体的には、比較的良いニュースだと思います」。

今永が一時的に離脱することを受けて、カブスはトリプルAアイオワから右腕ギャビン・ホロウェルを昇格させ、ブルペンに新たな戦力を加えました。

またカウンセル監督は、今永の復帰までには2週間以上かかる見通しであることを明かし、これは月曜試合前にカブスの野球部門社長ジェド・ホイヤー氏が述べた内容とも一致しています。

「その手のケガで最も重要なのは、ただ復帰させることではなく、シーズン残りを健康な状態で過ごせるように戻すことです」と、ホイヤー球団社長は語りました。「プレーに戻ることと、元のパフォーマンスレベルに戻ることは別の話です。本来の姿に戻すには時間がかかるかもしれません」。

今永は日曜日のブリュワーズ戦(0-4で敗戦)の6回、ファーストベースのカバーに走った際に左脚を負傷しました。今季8先発で、防御率2.82、44回2/3を投げ、34奪三振・14四球と好成績を残していました。

今永の代役について、カブスはまだ先発を発表していません。カウンセル監督は、木曜にオフがあることを利用して、今後数日かけて検討すると語っています。今永が次に登板予定だった土曜日のメッツ戦についても、複数案を考えているとのことです。

スティールの離脱時には、右腕コリン・レアをブルペンから先発ローテに移しましたが、同様に経験豊富な右腕クリス・フレクセン(現在は救援)を再び先発に戻す案もあると見られています。あるいは、土曜日のメッツ戦ではリリーバーを複数使ってしのぐ可能性もあります。

ホイヤー氏は「オフ日があるからといって、しばらく5人目の先発を飛ばしてローテを回すかというと、他の先発陣に負担がかかる。中5日を続けるより、余裕を持たせた方が、シーズンを通して見たときに良い形になる場合もある」と、長期的な視点でローテの管理を考えていることを示しました。


左腕ジョーダン・ウィックスも40人枠内にいる代替候補のひとりですが、今季Triple-Aアイオワに復帰して以降は、結果が安定していない状況です。

もうひとつの選択肢は、注目のトッププロスペクト、ケイド・ホートンです。MLB Pipelineによるカブスのプロスペクトランキングで2位、全体のトップ100でも46位にランクインしている右腕で、23歳。Triple-Aアイオワで今季6試合に先発し、防御率は1.24と抜群の成績を残しています。ただし、昨年はケガの影響で投球回が合計34回1/3にとどまっており、登板制限なども考慮される状況です。

カウンセル監督もホイヤー球団社長も、ホートンが今週土曜日のメッツ戦で先発する可能性のある候補の一人であることを認めましたが、最終決定まではまだ議論の余地があるとのことです。


ホイヤー球団社長はこう語りました。

「今後の見通しや回復までの時間の感触をつかんだ上で、クレイグ(カウンセル監督)やコーチ陣と話し合い、どのように進めていくかを決めたいと思っています。もちろん、ケイド(ホートン)は選択肢のひとつですが、他にも複数の選択肢があるので、どの方向が最善かを検討していきます。」

また、先発ローテーションの補強としてトレード市場に目を向ける可能性についても質問されました。

ホイヤー球団社長は、先発補強のためのトレード市場への動きについて、次のように語りました。

「電話でのやり取りは行っています。ただ、今はあくまでも『内部での解決が求められる時期』だと捉えています。まずは自前の選手でこの問題に対応していく必要があるのです。」

要するに、他球団とのトレードの可能性を完全には否定しないものの、当面はファームや現有戦力からのやり繰りでローテーションの穴を埋める方針を強調しています。

ジョーダン・バスティアン:MLB.comカブス担当
引用元:mlb.com

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