スキーンズ対クルーズ LSUのチームメイトで23年のトップ2指名選手が初対決

ポール・スキーンズ ディラン・クルーズ パイレーツ ナショナルズ MLB

ピッツバーグ — 月曜夜のPNCパークでの対戦は、長らく待ち望まれていたものだった。

ポール・スキーンズとディラン・クルーズ。MLBドラフト史上初めて、同じ大学チームから1位・2位で指名されたコンビが、ついにメジャーの舞台で初対決を果たした。

この試合では、スキーンズが「勝者」となった。パイレーツがナショナルズに10対3で勝利し、スキーンズは6回を投げて2失点(自責1)、6奪三振の好投。クルーズとの対戦では、2打席で打ち取って面目を保った。

2023年6月26日、スキーンズとクルーズはLSU(ルイジアナ州立大学)で共にカレッジ・ワールドシリーズを制し、大学野球の頂点に立った。スキーンズは同大会の最優秀選手に、クルーズは全米最優秀アマチュア選手に贈られるゴールデン・スパイク賞を受賞した。

そのわずか2週間後、スキーンズはパイレーツから全体1位指名を受け、続いてナショナルズがクルーズを2位で指名した。

翌シーズン、両者はメジャーリーグの舞台に立つ。スキーンズは2024年5月11日にデビューし、ナ・リーグ新人王レースに名を連ねる活躍を見せる。一方のクルーズも同年8月26日にメジャーデビューを果たした。


パイレーツのローテーションの都合により、2023年9月初旬にナショナルズがピッツバーグを訪れた際には、スキーンズとクルーズの対戦は実現しなかった。そしてついに、その「初対決」は2023年の栄光から21か月を経た今週月曜に実現した。

「ずっと楽しみにしていた対戦だったよ」とクルーズは試合前に語った。「彼は仲のいい友人の一人だし、これまでにもいろんな思い出がある。この日を迎えられて本当にうれしい。楽しい試合になると思う。」

クルーズ vs. スキーンズ:第1ラウンド

2回、2アウト一塁で迎えた初対戦。
スキーンズは初球、時速83.9マイル(約135km)のスライダーで見逃しストライクを奪う。
次に投じた84.3マイルのスウィーパーは低め外角でボール。
3球目、96.8マイルのフォーシームをクルーズがファウル。
そして4球目、85.9マイルのスライダーでクルーズを打たせて取る。打球速度67.5マイルのゴロはマウンド前への返球となり、スキーンズが一塁へアンダースローで送球してイニングを締めくくった。

クルーズ vs. スキーンズ:第2ラウンド

5回、2アウト走者なしの場面。
クルーズは初球84.9マイルのスウィーパーを見逃してストライク、
2球目87.4マイルのチェンジアップを空振りして、あっという間に0-2と追い込まれる。
しかしここからスキーンズが3球連続でボールを投げる(スライダー低め、チェンジアップ内角、98.3マイルの速球高め)と、フルカウントに持ち込んだ。

迎えた6球目、98.5マイルのフォーシームを捉えるも、またしても三ゴロ。
打球は三塁手ケブライアン・ヘイズの元へ。クルーズはStatcast基準で「エリート」とされる30フィート/秒のスプリントスピードで一塁を駆け抜けたが、間一髪アウトとなった。

ジェシカ・カメラト:MLB.comナショナルズ担当
引用元:mlb.com

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