ツインズの13連勝について知っておくべき13の事実


ミルウォーキー発 — 土曜の夜、ツインズはまたしても素晴らしい先発投球(今回はパブロ・ロペス)、またしても序盤の攻撃爆発、そして全体的に安定したプレーを披露し、7-0でブリュワーズを圧倒。これで13連勝を達成し、ミネソタ・ツインズの歴史で34年ぶりとなる最長の連勝記録に並びました。

「信じられないような気分だ」とロペスは語りました。「この連勝を止める“あの選手”にはなりたくないんだ。モチベーションもあるけど、少しプレッシャーもあるよ。」

以下は、「13連勝」に関する13のトピックです。

1)ツインズ史上2番目に長い連勝記録

ツインズは過去に2度、12連勝を記録しています(そのうち1つは2024年)。ですが、13連勝以上を記録したのは1991年のみで、その時は6月1日〜16日にかけて15連勝。ご存知の通り、その年ツインズはワールドシリーズを制覇しました。

2)MLB全体でも2022年以来の快挙

昨年(2024年)、12連勝を超えるチームはありませんでした。2023年は開幕から13連勝を記録したレイズが最長。ツインズを上回る14連勝を最後に記録したのは、2022年のマリナーズで、7月2日〜17日に達成され、彼らにとって21年ぶりのポストシーズン進出となりました。

3)ツインズ史上最長の無失点記録

現地土曜の夜、コディ・ファンダーバークが試合を締めたことで、ツインズはこれで33イニング連続無失点を達成。これは球団史上最長記録です。これまでの最長は2004年7月5日〜8日の32イニング。さらに、3試合連続完封勝利は、その2004年と並ぶ球団タイ記録でもあります。

「今のチームの流れは本当に素晴らしいけど、あまりこの話題には触れたくないんだ」とロッコ・バルデッリ監督は苦笑しながら語りました。「彼らには、今のようにそのまま野球を楽しんでほしい。投げるべき投球をして、やるべきプレーをしてくれればいい。」


4)コディ・クレメンズは“1年分”の本塁打を量産中

クレメンズがツインズでの初本塁打を放ったのは、連勝の始まりとなった5月3日、フェンウェイ・パークでの試合でした。それ以降もさらに2本を追加し、現地土曜の試合でもソロホームランを放って合計3本。わずか14試合でキャリアハイ(1シーズン最多)の5本塁打に迫っています。

「勝つっていうのは楽しいよ」とクレメンズ。「それしか言ってない気がする。チーム全体が完璧にかみ合ってるし、この一員でいられることが本当に楽しいんだ。」


5)ついに単独2位に浮上!

連勝中も前を走るチームがなかなか崩れず、順位はしばらく動きませんでしたが、直近でガーディアンズとロイヤルズが足踏みしたことで、ツインズはア・リーグ中地区の単独2位に浮上。首位デトロイトとの差は4ゲームです。

6)この連勝だけでシーズン勝利の“半分”を稼ぐ

連勝が始まった時点で、ツインズは13勝20敗。そこから13連勝したことで、勝利数を倍にしました。負けなしで勝利数を2倍にする快挙です。

7)ルイスとカストロ復帰以降は無敗

ロイス・ルイスは、5月6日にウィリー・カストロとともにIL(故障者リスト)から復帰した際、「俺たちが戻ってからチームは負けてない」と冗談交じりに語っていましたが、実際にそれから今も負け知らず(11連勝中)。バクストンやコレアといった主力を欠きながらも、彼らの復帰が大きな推進力となっています。

8)“借金7”からの13連勝は超レアケース

13連勝自体が稀な出来事ですが、実はもっと珍しいのがその始まり。この連勝は、チームが借金(負け越し)7の状態(13勝20敗)から始まりました。このような状況から13連勝以上を記録したのは、1999年のオリオールズ以来、実に四半世紀ぶりです。

9)得失点差 +38でリーグ3位に浮上

現在のツインズの得失点差は+38で、ア・リーグ全体ではヤンキースとタイガースに次ぐ3位。攻守のバランスが噛み合い、安定した戦いを続けている証拠です。


10)連勝中の“皆勤賞”はラーナックとリー

13連勝すべての試合に出場しているのは、トレバー・ラーナックとブルックス・リーの2人だけです。

そして両者とも、土曜日の勝利にしっかり貢献しました。

  • ラーナックは三塁打、シングル、2得点の活躍。
  • リーは2安打2打点と攻守に存在感を示しました。

リーは連勝中、二塁・遊撃・三塁の3ポジションを守り、ラーナックも左翼・右翼・DHでスタメン起用されており、まさに“どこでもプレーする男たち”としてチームを支えています。


11)捕手コンビが打ちまくっている

主力の離脱が相次ぐなかで、バルデッリ監督はクリスチャン・バスケスを捕手で、ライアン・ジェファーズをDHで起用する機会を増やしています。するとこの“捕手ローテーション”が大当たり。

  • バスケスは連勝中に打率.292/出塁率.370/長打率.458を記録。土曜日も適時打を放ちました。
  • ジェファーズは土曜に本塁打、二塁打、単打2本の4安打と大暴れ。連勝中の成績は打率.293/出塁率.341/長打率.415。

監督も「バスケスは攻守において素晴らしい。理由は分からないが、とにかく結果を出している」と称賛しています。


12)ゼロの山

連勝中に登板したリリーフ投手9人のうち、7人が無失点という圧巻の内容を誇っています。

  • 防御率が4.15を超える投手はゼロ
  • 2.35を超える投手はたった1人だけ
  • さらに、以下の7人は連勝中に1点も許していません:
    • ジョアン・デュラン
    • ダニー・クーロンブ
    • ホルヘ・アルカラ
    • ルイス・バーランド
    • コール・サンズ
    • ジャスティン・トパ
    • コディ・ファンダーバーク

これはまさに“鉄壁のブルペン”。僅差でも安心して試合を託せる層の厚さが、連勝を支える大きな要因となっています。


13)セーブの山

この連勝中、ツインズのブルペン陣は9つのセーブを記録しており、これは同期間中のMLB全チーム中最多(2位より3つ多い)です。

さらに特筆すべきは:

  • 3人の投手がセーブを分担
    • ジョアン・デュラン
    • ダニー・クーロンブ
    • コール・サンズ
  • 2人の投手が試合の最後を締めた
    • コディ・ファンダーバーク
    • ホルヘ・アルカラ

つまり、クローザーが固定されていない中でも盤石のリリーフ体制が築かれており、誰が出ても役割を果たしていることが、連勝の大きな支えとなっています。

マシュー・リーチ:MLB.comツインズ担当
引用元:mlb.com

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