4月28日週、ドジャース・大谷翔平は今週打率.364、OPS 1.290、本塁打2本とチームの勝利に大きく貢献、カブス・鈴木誠也も6試合でホームラン3本と好調を維持、投げては佐々木朗希が待望のメジャー初勝利、山本由伸もメジャートップの防御率0.90と自身の才能を存分に発揮。今永の両足けいれんによる降板や、千賀の体調不良といった不安要素もあったが、特に大きな問題はなさそうなので、来週以降の活躍に期待したい。
今週の注目選手たちの成績を振り返りながら、彼らの今後の展開にも注目していきましょう。
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【打者成績一覧】*5月4日の試合終了時点
週間成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 6 | .364 | 22 | 8 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 7 | 0 | 8 | .517 | 1.290 |
鈴木誠也 | カブス | 6 | .240 | 25 | 6 | 1 | 1 | 3 | 6 | 0 | 2 | 0 | 10 | .296 | 1.016 |
シーズン通算成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 31 | .293 | 123 | 36 | 4 | 4 | 8 | 11 | 9 | 21 | 0 | 37 | .396 | .965 |
鈴木誠也 | カブス | 30 | .281 | 121 | 34 | 6 | 2 | 9 | 29 | 1 | 13 | 0 | 39 | .348 | .935 |
ドジャース・大谷翔平詳細
4月28日(パイレーツ 2-9 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、2安打、1四球
1番DHでスタメン出場し、2回裏の第2打席でチャンスを広げる二塁打、7回裏の第5打席でライト前ヒットを放つなど4打数2安打1四球を記録。3安打を放った前日に続いて2試合連続のマルチ安打。
4月29日(マーリンズ 6-7 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:2打数、1安打、3四球、1盗塁
1番DHでスタメン出場し、ライト前ヒット、四球、四球、四球、空振り三振で2打数1安打3四球。初回にヒットを放ったあと、今季7個目の盗塁に成功。連続試合安打を3に伸ばした。
4月30日(マーリンズ 2-15 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、1安打、1打点、1四球、1盗塁
1番DHでスタメン出場し、7号先頭打者アーチを放つなど4打数1安打1打点1四球1盗塁。野手との対戦となるはずだった第6打席は代打を送られて交代。連続試合安打を4に伸ばした。
5月1日(マーリンズ 7-12 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、1安打、1四球、1盗塁、3得点
1番DHでスタメン出場。8回裏にセンターへの三塁打を放つなど4打数1安打1四球1盗塁3得点の働きでチームの勝利に貢献。連続試合安打を5に伸ばした。
5月3日(ドジャース 2-1 ブレーブス @トゥルイスト・パーク)
打席結果:4打数、無安打、2三振
1番DHでスタメン出場したが、2打席連続の空振り三振とセカンドゴロ、ライトライナーで4打数ノーヒット。連続試合安打は5でストップ。
5月4日(ドジャース 10-3 ブレーブス @トゥルイスト・パーク)
打席結果:4打数、3安打、1四球、3得点
1番DHでスタメン出場し、4打数3安打1四球3得点の大活躍。3試合ぶりの本塁打も飛び出し今季成績は打率.293、OPS.965。
カブス・鈴木誠也詳細
4月28日(フィリーズ 3-1 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:4打数、無安打、3三振
3番DHでスタメン出場したが、4打数ノーヒット3三振。初回は空振り三振、4回裏は見逃し三振、6回裏はサードへのファウルフライ、9回裏は再び見逃し三振に倒れ、連続試合安打が3でストップ。
4月30日(カブス 9-0 パイレーツ @PNC・パーク)
打席結果:4打数、3安打、2打点、1四球
3番DHでスタメン出場した鈴木は4回表二死から二塁打、7回表に7号2ラン、9回表に今季2本目の三塁打を放ち、4打数3安打2打点1四球の活躍。
5月1日(カブス 3-4 パイレーツ @PNC・パーク)
打席結果:4打数、無安打、3三振
3番DHでスタメン出場したが、第1打席から3打席連続三振(見逃し、空振り、見逃し)。8回表の第4打席は弱い当たりのファーストライナーに倒れた。4打数ノーヒット3三振に終わり、2試合ぶりのノーヒット。
5月2日(カブス 8-3 パイレーツ @PNC・パーク)
打席結果:4打数、2安打、3打点、1四球
3番DHでスタメン出場し、5回表パイレーツ先発ポール・スキーンズから先頭のダンズビー・スワンソンが6号ソロ、カイル・タッカーが8号ソロ、鈴木誠也の8号ソロを放ち一気に逆転、7回表には2打席連発となる9号2ランを放ち1試合で2本塁打を放つ活躍で勝利に貢献。
5月3日(カブス 8-3 ブリュワーズ @PNC・パーク)
打席結果:5打数、1安打、1打点
3番DHでスタメン出場。初回の先制機で見逃し三振に倒れたが、2回表無死満塁の場面ではライト方向にフラフラと打ち上げた打球が幸運なタイムリーとなった。その後はサードゴロ、見逃し三振、センターフライで凡退し、5打数1安打1打点。
5月2日(カブス 6-2 パイレーツ @PNC・パーク)
打席結果:4打数、無安打、2三振
3番DHでスタメン出場し4打数無安打2三振に終わった。
【投手成績一覧】*5月4日の試合終了時点
週間成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 1 | 6.0 | 1勝0敗 | 0 | 0.00 | 1 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0.500 |
佐々木朗希 | ドジャース | 1 | 5.0 | 1勝0敗 | 3 | 5.40 | 6 | 0 | 2 | 1 | 4 | 1.412 |
今永昇太 | カブス | 1 | 5.0 | 1勝0敗 | 0 | 0.00 | 6 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1.235 |
千賀滉大 | メッツ | 1 | 4.0 | 0勝1敗 | 1 | 2.25 | 5 | 0 | 3 | 0 | 6 | 2.000 |
菊池雄星 | エンゼルス | 1 | 5.0 | 0勝0敗 | 2 | 3.60 | 5 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1.200 |
菅野智之 | オリオールズ | 2 | 11 | 1勝1敗 | 2 | 1.64 | 4 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0.545 |
松井裕樹 | パドレス | 2 | 1.2 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.667 |
前田健太 | タイガース | 2 | 2.0 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0.500 |
シーズン通算成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 7 | 40.0 | 4勝2敗 | 4 | 0.90 | 24 | 3 | 13 | 0 | 49 | 0.925 |
佐々木朗希 | ドジャース | 7 | 30.1 | 1勝1敗 | 13 | 3.86 | 24 | 3 | 20 | 2 | 24 | 1.450 |
今永昇太 | カブス | 7 | 39.0 | 3勝1敗 | 12 | 2.77 | 31 | 0 | 13 | 0 | 30 | 1.128 |
千賀滉大 | メッツ | 6 | 32.2 | 3勝2敗 | 5 | 1.38 | 26 | 1 | 12 | 1 | 31 | 1.163 |
菊池雄星 | エンゼルス | 7 | 36.1 | 0勝4敗 | 17 | 4.21 | 37 | 2 | 19 | 1 | 33 | 1.541 |
菅野智之 | オリオールズ | 7 | 39.0 | 3勝2敗 | 13 | 3.00 | 36 | 1 | 8 | 0 | 21 | 1.128 |
松井裕樹 | パドレス | 13 | 14.0 | 0勝1敗 | 4 | 2.57 | 9 | 0 | 6 | 0 | 19 | 1.071 |
前田健太 | タイガース | 7 | 8 | 0勝0敗 | 7 | 7.88 | 9 | 1 | 6 | 3 | 8 | 1.875 |
ドジャース・山本由伸詳細
5月3日(ドジャース 2-1 ブレーブス @トゥルイスト・パーク)
ピッチング結果:6回91球、被安打1、奪三振6、与四球2、無失点
3~4月の月間MVPに輝いた山本が圧巻のピッチングを見せた。初回と4回裏に1つずつ四球を与えたものの、2回裏先頭のショーン・マーフィーのピッチャーライナーを好捕するなど、6回裏二死まで無安打ピッチングを継続。6回裏二死からオースティン・ライリーに初安打となる二塁打を許したが、マーセル・オズナをサードゴロに打ち取り、6イニングを投げ抜き4勝目。メジャートップの防御率はさらに向上して0.90となっている。
ドジャース・佐々木朗希詳細
5月4日(ドジャース 10-3 ブレーブス @トゥルイスト・パーク)
ピッチング結果:5回98球、3失点、4奪三振、2四球、1死球、6安打
初回、1単打と1四球を許しながら2三振を奪って無失点の立ち上がり。2回は一死二塁からイーライ・ホワイトに三塁打を浴び、1対1の同点を許した。しかし、大谷翔平からの援護弾を受けた3回は1四球のみで無失点。4回はやや苦戦し、先頭のオジー・オルビーズに5号ソロを被弾し、後続のニック・アレンにもタイムリー二塁打を浴びた。その後打線の大量援護を受けた佐々木は、メジャー初勝利の資格を得るため5回のマウンドに戻った。マット・オルソンと被弾したオルビーズら上位打線との対戦だったが、きょう初めて三者凡退に抑えメジャー初勝利。
カブス・今永昇太詳細
4月30日(カブス 9-0 パイレーツ @PNCパーク)
ピッチング結果:5回、被安打6、奪三振3、与四球1、無失点
5回裏二死から連打と四球で満塁のピンチを招いたものの、ブライアン・レイノルズを見逃し三振に仕留めて無失点。6回裏先頭のアンドリュー・マカッチェンに二塁打を許した直後、脚のけいれんというアクシデントに見舞われ緊急降板。
メッツ・千賀滉大詳細
5月2日(ダイヤモンドバックス 4-2 メッツ @シチズンズ・パーク)
ピッチング結果:4回87球、被安打5、奪三振6、与四球3、失点1
今季6度目の先発登板に臨むもコンディションが万全でなかったことも影響し、4イニングで降板。最初の2イニングを最少打者数で抑え、3回表は二死満塁のピンチを招くも無失点。4回表は一死一、二塁のピンチとなり、アレック・トーマスに先制タイムリーを浴びたが、なんとか最少失点で切り抜けた。4回87球を投げて被安打5、奪三振6、与四球3、失点1という内容。
エンゼルス・菊池雄星詳細
5月2日(タイガース 10-4 エンゼルス @エンゼル・スタジアム)
ピッチング結果:5回93球、被安打5、奪三振5、与四球1、失点2
ローガン・オホッピーの9号ソロで先制してもらった直後の3回表にハビアー・バイエズの2号ソロ、グレイバー・トーレスの4号ソロと2本塁打を浴び逆転を許すも、3回裏にホルヘ・ソレアの6号2ランですぐさま逆転。4回裏にはケビン・ニューマンのタイムリーで追加点を奪い5回93球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点2の力投を見せ勝利投手の権利は獲得もその後逆転され初勝利ならず。
オリオールズ・菅野智之詳細
4月29日(ヤンキース 3-4 オリオールズ @オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ)
ピッチング結果:5回95球、被安打5、奪三振8、与四球1、無失点
今季6度目の登板となった菅野は初回にアーロン・ジャッジにヒットを許すなど二死満塁のピンチを招いたが、アンソニー・ボルピーを打ち取って無失点。2回以降は見事にコントロールされたスプリッターを武器に三振の山を築いていった。ここまでの5登板で9奪三振にとどまっていたが、ヤンキース打線を相手に5回8奪三振の好投。5回表にはジャッジからも三振を奪い、最後はポール・ゴールドシュミットにセンターへの大飛球を打たれたものの、セドリック・マリンズの好守に救われ、95球で5イニングを投げ抜いた。
5月4日(ロイヤルズ 4-0 オリオールズ @オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ)
ピッチング結果:6回、被安打4、奪三振4、与四球2、失点2
初回強打者ボビー・ウィットJr.からスイーパーで空振り三振を奪うなど三者凡退の好調な立ち上がり。その後、57分間の雨天中断がありながら菅野はリズムを崩さず、2回は先頭に安打を許したものの、後続をダブルプレーに打ち取って3人でイニングを終わらせ、3回も三者凡退。4回先頭に二塁打を許すと二死からマイケル・ガルシアにカーブを拾われセンターへの先制タイムリーを献上。5回には7番キャバン・ビジオに今季の1号ソロを打たれ、リードを2点に広げられてしまった。6回は2個の四球を与えながらも決定打を許さず、菅野は6回2失点のクオリティスタートを記録。ここまで7先発(39イニング)で自責点3以上の登板はなく、防御率は3.00となっている。
パドレス・松井裕樹詳細
5月3日(パドレス 9-4 パイレーツ @コメリカ・パーク)
ピッチング結果:2/3回、無失点、与四球1
パドレスの松井裕樹は6回裏に1点差に迫られた直後、一死二塁のピンチで登板。オニール・クルーズをファーストゴロに仕留めたあと、四球で一、二塁となったが、アンドリュー・マカッチェンをサードゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。2/3回を無失点に抑えて今季初ホールドを挙げ、防御率は2.77となっている。
5月4日(パドレス 2-1 パイレーツ @コメリカ・パーク)
ピッチング結果:1回、無失点、与四球1
6回1点ビハインドの場面で登板。今季13登板目で連投は初。1番クルーズ、2番ブライアン・レイノルズのパイレーツの上位打線を任されながらも無失点投球。
タイガース・前田健太詳細
4月28日(オリオールズ 0-7 タイガース @コメリカ・パーク)
ピッチング結果:1回、無失点、与四死球2、奪三振1
7点リードの9回表に3番手としてマウンドへ。先頭打者に四球を与え、暴投や死球もあって一死一、二塁のピンチを招いたが、ディラン・カールソンをファーストゴロ、ヘストン・カースタッドを空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。
4月30日(タイガース 4-6 アストロズ @ダイキン・パーク)
ピッチング結果:1回、無失点、与死球1、奪三振1
4点ビハインドの8回裏に4番手として登板。内野ゴロ2つで二死を取ったあと、ジェレミー・ペーニャに死球を与えたが、ホセ・アルトゥーベを見逃し三振に仕留め、1イニングを無失点に抑えた。2試合連続の無失点ピッチングを見せ、今季7試合に登板して防御率は7.88。
フィリーズ・青柳晃洋情報(マイナー)
5月2日(ロチェスター・レッドウィングス戦)
ピッチング結果:1回、被安打1、無失点、奪三振1、無四球