ワシントン発 ーートリプルプレーと目まぐるしいリードチェンジが繰り広げられた試合は、劇的な幕切れを迎えた。
ジェームズ・ウッドがキャリア初のサヨナラヒットを放ち、ナショナルズが5-4でメッツに勝利した。
この勝利で、ナショナルズはメッツの7連勝をストップさせた。
ナショナルズは8回に3点差を追いつかれ、9回表終了時には1点ビハインドという状況だった。9回裏、ディラン・クルーズがライアン・スタネックから右中間へのスリーベースヒットを放ち、チャンスを作った。
続くホセ・テナは、これまで限られた出場機会を生かしてきた若手。テナはセンターへ同点タイムリーを放ち、クルーズをホームに迎え入れた。
続くジェイコブ・ヤングは、フォースアウトで一塁走者となり、1アウト一塁で打席にはCJ・エイブラムスが立った。ここでメッツは左腕A.J.ミンターをマウンドに送り、ミンターはエイブラムスを再びセカンドフォースアウトに打ち取った。2アウト一塁、打席にはジェームズ・ウッド。ウッドは0-2と追い込まれながらも、落ち着いて3球連続でボールを見極め、フルカウントに持ち込んだ。
そして――ついにバットを振り抜いた。
ウッドはミンターのカッターを捉え、センター方向へ弾き返した。打球は二塁手ジェフ・マクニールのグラブをかすめ、そのままセンターへ転がった。
一塁からスタートを切っていたエイブラムスは一気に加速し、本塁へスライディング――!
ナショナルズのダグアウト、そして本拠地ナショナルズ・パークは、大歓声とともにサヨナラ勝利の興奮に包まれた。
ジェシカ・カメラト:MLB.comナショナルズ担当
引用元:mlb.com
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