12月20日: ブルージェイズ、ビシェットのトレードに前向き?ブレグマンを狙う
オフシーズンの始まりに、ブルージェイズのゼネラルマネージャーであるロス・アトキンス氏は、MLBネットワークのインサイダー、ジョン・ポール・モロシ氏に対し、遊撃手ボー・ビシェットについてのトレードの問い合わせには「簡単にノーと言える」と明言していました。しかし、それから2か月足らずで、来季FAとなるビシェットをトレードする可能性について、チームのスタンスがやや柔軟になったようです。
The Athleticのケン・ローゼンタール記者(要購読)によると、ブルージェイズが先発ラインナップの不確定要素を取り除くために検討している「3つの大きな動き」の1つがビシェットのトレードだとされています。また、トロントはFAとなっている三塁手アレックス・ブレグマンに関心を示し、さらに一塁手ウラジミール・ゲレーロJr.との長期契約延長についても話し合っています。ゲレーロはビシェット同様、2025年シーズン終了後にFAとなる可能性があります。
大谷翔平とフアン・ソトを2オフシーズン連続で獲得できなかったことを受け、ローゼンタール記者は「業界内ではブルージェイズが何か大きな動きをしようと必死だという認識が依然として強い」と述べています。
ビシェットのトレードが成立すれば、ウィンターミーティング中にガーディアンズから獲得したアンドレス・ヒメネスがブルージェイズの新たな先発遊撃手として起用される道が開けるほか、ブレグマンやエース投手コービン・バーンズなどの大物を追加するための財政的な柔軟性が増すと考えられます。ビシェットは、2023年シーズン前に結んだ3年3360万ドルの契約の最終年として、来季1650万ドルの年俸を受け取る予定です。
とはいえ、ビシェットのトレードが実現する可能性は低いとされています。ローゼンタール記者によれば、トロントはビシェットの放出に前向きではあるものの、高額な対価を求めています。ビシェットが残り1年しか契約下にないことや、右ふくらはぎの負傷で約3か月を欠場し、81試合でOPS+が71、本塁打4本と自己最低のシーズンを送ったことを考えると、要求を満たすチームを見つけるのは困難でしょう。
引用元:mlb.com