求人情報：優れた実績を持つ未来の殿堂入り先発投手、競争心は並外れ、ポストシーズン経験も豊富。
紙の上では、マックス・シャーザーは多くの優勝候補チームにとって役立つ選手のように見える。それなのに、なぜ3度のサイ・ヤング賞を受賞したシャーザーがまだフリーエージェントのままなのか？
シャーザーは素晴らしいキャリアを持っているものの、40歳で、昨シーズンは怪我に悩まされ、9試合の登板で2勝4敗、3.95の防御率にとどまった。彼が200イニングを投げる仕事量は過ぎ去ったと思われるが、2022年や2023年のように140〜150イニングの質の高い投球はまだ可能だろうか？
シャーザーは最近、フロリダ州のクレスキー・スポーツ・パフォーマンスでいくつかのチームの前で投球を行った。彼がオフシーズン中にトレーニングを行っている場所だ。投球を見たある関係者は、ベテランの投手が良い状態に見えたと語った。
「彼はマックス・シャーザーそのものだった」と関係者は言った。「サイ・ヤング時代は確かに過ぎ去ったが、それでも十分に効果的な先発投手として活躍できる。」
今冬、いくつかのチームがシャーザーと関係があるとされているが、ブルージェイズが最も本気で彼を獲得しようとしているようだ、と関係者は語った。
シャーザーはトロントの先発陣に加わり、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシットとともにローテーションを形成することになる。また、ボウデン・フランシスやヤリエル・ロドリゲスも先発候補に名前を挙げられている。ブルージェイズは佐々木朗希と契約する最終候補の一つだったが、佐々木がドジャースと契約したため、トロントがもう一人の先発投手を探し続けることに驚きはない。
「トロントは約2ヶ月間、シャーザーに熱心だった」とある関係者は語った。「ブルージェイズは彼を獲得する最有力候補だと感じている。」
ブルージェイズにとって最大の障害は、今冬にアンソニー・サンタンデール、ジェフ・ホフマン、イミ・ガルシア、アンドレス・ヒメネス、マイルズ・ストローを加えたロースターの状態かもしれない。また、トロントは今オフにフアン・ソト、コービン・バーンズ、佐々木のような大物選手の獲得に失敗しており、シャーザーの加入がアメリカンリーグ東部の超競争的な状況でブルージェイズが本当に競り合うためには十分かどうか疑問を抱かせている。
おそらく最も納得が必要なのはシャーザー自身で、彼はキャリアの最後のシーズンに入る可能性がある。もしブルージェイズがさらに注目選手を加えることができれば（ピート・アロンソ？アレックス・ブレグマン？）、それがシャーザーにポストシーズンに戻るために真剣に取り組んでいることを示す重要な手段となるだろう。
「シャーザーはお金をどれだけ得るか、それとも勝つ可能性をどれだけ重視するか？」と関係者は語った。「彼はすでに3億ドル以上を稼いでいるので、優勝を目指す良いチームに行くことが最も重要だと思う。もし彼がパフォーマンスが低いチームと契約すれば、シーズン中に再びトレードされることになるだろう。それが彼が望んでいることだとは思えない。」
アレックス・コブとジャスティン・バーランダーは今オフにそれぞれ1500万ドルの1年契約を結び、シャーザーの契約もその範囲になると予想されている。サンタンデール、ホフマン、ガルシアに1億4000万ドル以上を支払い（その一部は繰り延べ）、さらにヒメネスとストローの獲得で約1億900万ドルを吸収したブルージェイズだが、それでもロースターを強化するために支出する意欲を見せている。
シャーザーはその計算に加わるのだろうか？それは、今後数日から数週間の間に他のチームがシャーザーにアプローチするかどうかに大きく依存するだろう。
「彼はまだ投げられる」と関係者は語った。「1年契約という点でトロントには理にかなっているが、他のチームにも同じことが言える。」
マーク・フェインサンド：MLB.comシニア・ナショナル・リポーター
引用元：mlb.com
