タンパ(フロリダ州)発 —
日曜日、アーロン・ジャッジ vs. ゲリット・コールの「パワー対決」は、チケット販売なしの非公開試合として実現した。
ヤンキースのスター選手2人が長期契約を結び、「キャリアの最後までピンストライプを着る」と予想される中、この対決が公式戦で実現することはない。
それが唯一実現可能なのは、スプリングトレーニングの裏グラウンドのみ。
そしてこの日、ジャッジはバッターボックスに立ち、コールはヤンキース・キャンプのフィールド2のマウンドに立った。
一方、ヤンキースの主力メンバーは、タイガースとのグレープフルーツリーグの試合に向けて準備を進めていた。
数百人のファンがフェンス越しにこの対決を一目見ようと群がる中、コールは「競争心」が刺激されたことを認めた。
「ア・リーグMVPとの対戦は、やっぱり特別なものがあるよ。」
Gerrit Cole vs. Aaron Judge in live BP at Yankees camp: pic.twitter.com/gFpYqQvEhm
— Bryan Hoch ⚾️ (@BryanHoch) February 23, 2025
「楽しいよ」とコールは語った。
「長年プレーしてきた中で、数えきれないほどのライナーを見てきたし、自分も何度も打ち返されてきた。
ああいう強打者と対戦するときは常に不確実性があるし、正直言って居心地のいいものじゃない。
でも、彼と競い合うのは楽しいし、その後に話し合えるのも特別なことだよ。」
では、この練習セッションの後、ジャッジとコールはどんな話をしたのか?
ちなみに、この対戦ではジャッジが左翼フェンス越えの一発を放っている。
「今日は本当にいい感じだったと思うよ」とコール。
「彼は特別なことをするわけじゃなく、できるだけ多くのスイングをしようとしていた。
それでも、しっかりした打撃姿勢で、いくつかのボールを完璧に捉えていたね。
それこそが理想的な状態だし、良いスタートの仕方だと思う。とにかく反応して、ストライクが来ると分かっている中でバットを振る。それができていた。」
「彼は”打者らしい”打者だったよ。」
Aaron Judge vs. Gerrit Cole again: pic.twitter.com/0DiX4iB1nx
— Bryan Hoch ⚾️ (@BryanHoch) February 23, 2025
コールの3イニングの登板は、実戦形式のライブBP(バッティング練習)としては最後になる可能性が高い。
彼は次の登板でグレープフルーツリーグのローテーションに組み込まれる予定だ。
コールにとって、今週のキャンプで特に印象的だったのは、ある特別な人物の存在だった。
それはロジャー・クレメンス。彼はゲストインストラクターとして数日間キャンプに参加していた。
「この前のブルペン後に、いくつかアドバイスをもらったよ」とコール。
「メカニクス(投球動作)や細かい調整についてだったね。
彼は今のフォームの基礎を気に入ってくれていたよ。もちろん、まだ良くしていかないといけないけど、今のところ順調だと思う。」
ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com