ドジャース・大谷翔平 オープン戦初出場初打席で初本塁打放つ

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グレンデール(アリゾナ州) — 大谷翔平は、わずか1スイングで左肩の手術後の不安を払拭した。

金曜日、かつての所属チームであるエンゼルスとの対戦で待望のオープン戦デビューを果たした大谷は、初打席で左翼スタンドへ特大のホームランを放った。キャメルバック・ランチに詰めかけたファンは、大谷が打席に入ると一斉に立ち上がり、スマートフォンを構えていたが、打球が飛び出した瞬間、確信したかのような歓声を上げた。

昨年のスプリングトレーニングでも、ドジャースのユニフォームを着てオープン戦初出場で本塁打を放っていたが、それは最終打席でのことだった。今回はそれを上回る形で、初打席からファンを歓喜させた。


この試合は、エンゼルスのスプリット・スクワッド(2チーム編成で別々の試合を行う方式)の一戦として行われたが、大谷と同じ岩手県・花巻東高校出身の菊池雄星がエンゼルスの先発を務めたこともあり、大きな注目を集めた。

菊池は1回途中で降板したものの、スプリングトレーニングの特別ルールにより再登板し、2打席目では大谷をショートフライに打ち取った。さらに、5回の第3打席では、空振り三振に仕留め、対戦成績は菊池の2勝1敗となった。

昨季、大谷はメジャー史上初の50本塁打&50盗塁を達成し、3度目の満票MVP受賞とワールドシリーズ制覇を果たすなど、まさに歴史的なシーズンを送った。今年は5月に投手としても復帰予定となっており、そのパフォーマンスへの期待はさらに高まっている。


大谷翔平は、2023年9月に右肘の手術を受けて以来、メジャーのマウンドには立っていない。さらに、昨年11月には左肩の手術も受けたことで、今オフの調整スケジュールが遅れた。しかし、今季は先発投手としての復帰を目指しており、段階的に準備を進めている。

現在のところ、大谷がオープン戦(カクタスリーグ)で登板する予定はないが、3月18日・19日に東京ドームで開催される開幕シリーズ(対カブス戦)で指名打者として出場する準備は整えている。

ドジャースは当初、大谷の打撃に対する左肩手術の影響をそれほど懸念していなかった。というのも、手術を受けたのはスイング時の後ろ肩であり、リードショルダー(前肩)ほど影響を及ぼす可能性は低いと考えられていた。

そして、大谷はすでに実戦での打撃を通じて、自身の状態が良好であることを証明してみせた。

ソニア・チェン:MLB.comドジャース担当
引用元:mlb.com

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