ヤンキース多忙な一日 ジャッジのデビュー ルメイヒュー離脱 ロンバードのソロ

MLB ヤンキース アーロン・ジャッジ

TAMPA(フロリダ州) — 今年のグレープフルーツリーグでの初打席を終えたアーロン・ジャッジは、スプリングトレーニングでの打席数を増やすことで、レギュラーシーズンのスロースタートを防げるかもしれないと考えている。

ジャッジは、土曜日にジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたヤンキースのグレープフルーツリーグ戦(対アストロズ戦)で2打数1安打、2打点のシングルを放った。キャプテンであるジャッジは、3月27日にヤンキースタジアムで開幕するブリュワーズ戦までに、約40~50打席をこなしたいと語った。

「裏のフィールドとかでもいろいろやってるけどね」とジャッジは話した。「40~50打席を目標にしてる。それで4月のスタートが少しは良くなるかもしれない」

ジャッジは、キャンプ序盤にゲリット・コールらと対戦した裏のフィールドでの打席も、この合計に含めている。昨年のグレープフルーツリーグでは24打数5安打(打率.208)だった。

ジャッジは昨年3月と4月の成績が打率.220(100打数22安打)、6本塁打、17打点と苦しみ、4月27日には打率が.200を下回る場面もあった。しかし、それ以降は毎月OPS1.000超えを記録し、最終的には自身2度目となるアメリカン・リーグMVPを獲得した。


「開幕戦に向けて準備は万全だと感じていたけど、シーズンを振り返ると、『何か改善できることはないか?』と考えるようになるんだ」とジャッジは語った。「例えばベンチプレスを強くしたいなら、もっとベンチプレスをやるし、腕立て伏せもする。必要なことをやるだけさ。

だから、シーズンをもっと良くしたいなら、打席数を増やすのも一つの方法かもしれない。それが開幕から良いスタートを切る助けになるかもしれないからね。準備はしっかりできていたけど、いろいろ考えてみると、これが改善につながる一つの手段になるかもしれないと思ったんだ。」

ヤンキースのアーロン・ブーン監督によると、DJ・ルメイヒューは土曜日の2回目の打席で左ふくらはぎを「軽く痛めた」ようで、今後しばらく欠場する可能性があるという。

「彼がこれまで抱えてきた問題を考えると、あまり良い状況ではないね」とブーン監督はコメント。「どれほど深刻なのか様子を見ていくが、過去にも同じような軟部組織の問題が彼には起きているので、少し心配ではある。」

ルメイヒューは指名打者として出場し、土曜日がこの春の初実戦だった。これまで何度もライブBP(打撃練習)を行ってきたが、試合出場は初めてだった。昨シーズンの終盤には右股関節のインピンジメント(衝突症候群)で故障者リスト入りしており、右足の打撲による欠場も経験している。

ルメイヒューはヤンキースの開幕戦で三塁手として先発する最有力候補と見なされているが、今回の負傷が深刻であれば、オズワルド・カブレラ、オズワルド・ペラザ、ジョービット・ビバスら若手選手たちに出場機会が増えることになりそうだ。

ヤンキースキャンプで最年少の19歳、ジョージ・ロンバードJr.が、土曜日の初打席で存在感を示した。左翼フェンスのスコアボードに直撃するソロホームランを放ち、鮮烈なデビューを飾った。


ヒューストンのベネット・スーザから放ったロンバードの打球は、**414フィート(約126メートル)飛び、打球速度は108.4マイル(約174.5キロ)**を記録した(Statcast調べ)。

「打った瞬間、これはいい感じだなと思ったよ」とロンバードは語った。「一塁に向かう途中で確信した。どこに着弾したかも確認しなかったけど、しっかり捉えたのは分かってた。本当に最高の気分だったよ。」

この試合で三塁手として先発したロンバードについて、アーロン・ブーン監督も高い評価を口にした。

「あれは間違いなくホームランだったね」とブーン監督。「まだ体が成長途中のフィジカルな選手で、素晴らしいメンタルとワークエシックを持っている。とても才能あふれるアスリートだ。彼の未来が楽しみだよ。」

ロンバードはキャンプ序盤から堅実な守備を見せており、打撃面でも良い内容が続いている。将来が大いに期待される逸材だ。


負傷状況

ルイス・ヒル(右肩)は、土曜日にMRI検査を受ける予定だった。アーロン・ブーン監督によると、検査結果は日曜日または月曜日に発表される見込みとのこと。

ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com

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