カブス・PCA シングルヒットのはずがホームまで生還!?

MLB カブス ピート・クロウ=アームストロング

メサ(アリゾナ州)― ピート・クロウ=アームストロングがスローン・パークでの試合の2回、塁間を駆け抜け、まるでリトルリーグのような本塁打を決めた瞬間、一つのことが明確になった。

それは、カブスの中堅手の脚が万全であるということだった。クロウ=アームストロングは、前日にダイヤモンドバックス戦の直前でスタメンから外れたものの、この日のパドレス戦では再びラインナップに名を連ねた。シカゴは最終的に16-1で圧勝した。


彼は特に、前日がコービン・バーンズの登板日だったこともあり、出場を強く望んでいた。しかし、朝のウォームアップ中に右ハムストリングの張りを感じ、予防措置として1日休養することになった。

「これは私の判断だった」と、カブスのクレイグ・カウンセル監督は火曜日に語った。

月曜日の違和感は軽度なもので、カウンセル監督もクロウ=アームストロング本人も、「もしレギュラーシーズン中であれば試合に出場できていた」と話している。しかし、3月18日~19日に開催される「東京シリーズ」への遠征を控え、さらにチームがポストシーズン進出を目指していることを考えれば、不必要なリスクを冒すべきではなかった。

そして、パドレス戦の2回、クロウ=アームストロングはそんな懸念を払拭するプレーを見せた。

彼はサンディエゴの右腕マット・ウォルドロンの球を左翼へと流し打ち、二塁走者のダンズビー・スワンソンをホームへ迎え入れた。さらに、外野からの送球の隙を突いて二塁へと走り、ダイビングでセーフ。そこからのプレーが圧巻だった。

三塁手エグイ・ロサリオが左翼からの送球をカットし、二塁へ送球。しかし、このボールがライトセンターへ逸れてしまう。クロウ=アームストロングは素早く立ち上がると、そのまま本塁までスプリント。一つのプレーで2点をもぎ取った。

ホームへ戻る際、彼は笑顔を浮かべながらダグアウトへと戻っていった。


クロウ=アームストロングは試合前、カウンセル監督やカブスのメディカルスタッフが休養を勧めた理由を十分に理解していると語った。

「今の時期に無理をしないことが大切だという判断を、みんなで協力して下しました」とクロウ=アームストロング。「完全に予防的な措置で、大したことではありません」

ジョーダン・バスティアン:MLB.comカブス担当
引用元:mlb.com

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