ロサンゼルス発 ーー 東京シリーズが終了し、大谷翔平が右ひじのリハビリにおいて次のステップへと進もうとしています。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は月曜日、報道陣に対し、大谷が今週土曜日にブルペン投球を行う予定であることを明かしました。これは2月25日以来、初めてのブルペンセッションとなります。ドジャースはスプリングトレーニング期間中、打撃に集中させるため、投球面での回復を一時的にペースダウンさせていましたが、その間もオオタニは継続的にキャッチボールを行ってきました。
ロバーツ監督は以前、大谷がマウンドで実戦復帰する時期として「5月」を示唆していましたが、月曜日には「土曜日のブルペン投球を経て、より具体的なプランが見えてくるだろう」と語りました。また監督は、「ここ数年ドジャースの投手陣はシーズン後半に大きなダメージを受けてきた」としたうえで、大谷の復帰はシーズン後半を見据えたものになるとの見解も示しました。
「これはショウヘイ自身の長期的な健康を見据えた計画でもあります」とロバーツ監督。「だからこそ、慎重に、そして注意深く進めていくことが非常に重要です。2025年に向けても、彼がシーズン終盤、そして10月まで“二刀流”で活躍できることが最大の目的です。」
大谷がメジャーの試合で最後に登板したのは、2023年8月23日。それ以来、彼は2023年9月に右ひじの2度目となる大きな手術を受けました。
大谷は昨シーズン終盤にキャッチボールを再開しましたが、ワールドシリーズ第2戦で左肩の関節唇を損傷したことにより、リハビリが後ろ倒しに。その間、ドジャースの指名打者(DH)としての復帰も目指していました。
デーブ・ロバーツ監督は、二刀流スーパースターにとって、今回の投球面での取り組みは「ほぼゼロからの再スタート」に近いと認めています。
「彼がこれまでに経験してきたことを踏まえると、腕のコンディションを維持するという意味で、そう表現するのは妥当だと思います」とロバーツ監督。「ただ、これからどれだけリーダーシップを発揮していくかについては、予測しようとは思いません。とはいえ、その見方は間違っていないでしょう。」
復帰時期はまだ明確ではないものの、投球に向けた本格的な調整がいよいよ始まりそうです。そして、理想を語るなら、ロバーツ監督は「MVP3度、オールスター4度選出のオオタニから今季18~20先発は期待したい」と述べました。
「もしそれが叶うなら、今すぐにでも手を打ちたいくらいだよ」と監督は語っています。
引用元:mlb.com