レッドソックスの監督アレックス・コーラは、水曜日午後にWEEIラジオでの発言を通じて、ラファエル・デバースとアレックス・ブレグマンというスター打者2人による三塁の出場時間の分配に関する残る疑問を払拭しました。コーラ監督は、デバースがチームの常時指名打者(DH)となり、ブレグマンが毎試合三塁を守ることを明言しました。
「スプリングトレーニング中に話し合いを重ねてきたんだ。そして(デバース)は自分の感じていることについて、とても率直に話してくれた」とコーラ監督は語りました。「我々は決断を下した。アレックス(ブレグマン)が三塁を守り、ラフィー(デバース)はDHとして出場する。我々全員が『勝つこと』を第一に考えているし、(デバース)もその点を理解しているよ。」
Red Sox manager Alex Cora on the DH position:
— WEEI Afternoons (@WEEIAfternoons) March 26, 2025
"(Devers) was very vocal about how he felt, and we made a decision. Alex is going to play third, and Raffy is going to DH. pic.twitter.com/tEuS6WQwiJ
「何事もそうだけど――必ずしも納得できるとは限らない。でも最終的には、毎日チームとしてベストなパフォーマンスを出すためにこれをやるんだ。」
2017年にメジャーデビューして以来、28歳のラファエル・デバースは時折指名打者(DH)として起用されることはあったものの、一貫してレッドソックスの正三塁手を務めてきました。
デバースは2023年1月にレッドソックスと11年総額3億3,100万ドルの契約延長を結びました。2024年のスプリングトレーニング当初、デバースは「今後も三塁手として毎日出場したい」という強い希望を表明していましたが、球団が2月にアレックス・ブレグマンと3年1億2,000万ドルで契約を結んだことで状況が変化。数週間後には姿勢を和らげ、DHとしての出場も受け入れる考えを示しました。
守備面では、ブレグマンの方が三塁手として優れた成績を残しており、昨年はヒューストンで自身初のゴールドグラブ賞を受賞しました。デバースがメジャーデビューを果たした2017年以降、三塁守備における守備防御点(DRS)はブレグマンが+21、デバースは-62。アウト・アバブ・アベレージ(OAA)でもブレグマンが+26、デバースは-28という大きな差がついています。
一方で、デバースの最大の武器は明らかに打撃です。2019年以降の成績は打率.285/出塁率.352/長打率.524、本塁打169本を記録し、シルバースラッガー賞も2度受賞しています。
コーラ監督はデバースについて次のように語っています。
「彼はスイングだけでなく、ルーティンの面でもハードに取り組んでいる。
準備は万端だ。彼は右投手・左投手に関係なく2番打者として起用し、DHとして出場する予定だ。」
「ブレグマンが後ろに控えていることで、彼にも好影響があるはずだ。
正直なところ、ラフィ(デバース)には今年、素晴らしいシーズンを期待している。」
ボストン・レッドソックスは木曜日、アーリントンでレンジャーズとの今季開幕戦(日本時間28日午前5時5分)を迎えます。
引用元:mlb.com