アストロズ・アルトゥーべの5度目の三振でツインズファン熱狂

ツインズ

ミネアポリス — ダレン・マッカーンには何が起きているのか完全には分かっていなかったが、普通ではないことだけは確かだった。

29歳のマッカーンは、これがメジャー4球団目となるジャーニーマン投手。木曜午後、ホセ・アルトゥーベから三振を奪おうとしていたその瞬間、ターゲット・フィールドの雰囲気が一変した。中盤は静かだった本拠地開幕戦の観客が、徐々に声を高め、場内は期待と熱気に包まれていった。

「ピッチコム(投球サイン伝達装置)の声が聞こえなかったのは初めてだったよ。あれはちょっと新鮮だった」とマッカーンは語った。

殿堂入りが確実視されているアルトゥーベは、それまでの打席ですべて空振り三振。4打席連続三振を喫しており、観客はそれを知っていた。彼らが欲しかったのは「5つ目」の三振だった。

マッカーンはカウント0-2と追い込み、続く2球はボール。2-2からの5球目はファウル、そして6球目は際どいコースだったが、判定はボール。スタンドからは大きなブーイングが起こった。


そしてついに7球目、マッカーンの投じたボールは外角低めギリギリのゾーンに決まり、アルトゥーベは見逃し――ついに5つ目の三振が記録された。アルトゥーベが1試合で5三振を喫したのは、これがキャリア初の出来事だった。

「観客があんなに盛り上がってたのには、何か理由があるんだろうなとは思ってたよ」とマッカーンは語った。「三振してるのは見てたけど、正確に何回かまでは分からなかった。でも、ブルペンで見てたときから空振りが多いなとは感じてたんだ。」

実はアルトゥーベは、マッカーンがキャリア初奪三振を記録した相手でもある。2021年、マッカーンがマリナーズ時代にメジャーデビューした際、初めて三振を奪った打者がアルトゥーベだった。


マシュー・リーチ:MLB.comツインズ担当
引用元:mlb.com

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