ニューヨーク発 —ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、ブルージェイズとの試合が土曜日に延期となった後、メディアに対応し、デビン・ウィリアムズを引き続きクローザーとして起用するかについては「まだ決めていない」と語った。
前日の金曜日、ウィリアムズはブルージェイズ戦で9回のリードを守れず、ヤンキースは2-4で逆転負けを喫している。ブーン監督はこうコメントしている。
「まだデビンとは会っていない。チームと彼自身にとって最善の方法を検討していくつもりだ。
ちょっとした“壁”にぶつかっただけだと思っているし、これからも素晴らしい活躍を期待している。」
ウィリアムズにとって、今回の失敗はヤンキース加入後5度目のセーブ機会での初のセーブ失敗だった。しかし、それ以前から複数の登板で苦しんでおり、例えば先週土曜日のレイズ戦では4点差を守り切れず逆転負けを喫している。
今季ここまで、ウィリアムズは8イニングで12失点(自責10)。
対戦打者に対して下記の通り厳しい数字が続いている。
- フォーシームでは被打率.462
- 代名詞のチェンジアップ(エアベンダー)でも被打率.273
ウィリアムズは金曜夜、試合後にこう語った。
「今は何も上手くいっていない。…簡単な答えがあればいいんだけど、正直言ってよく分からない。チームのために役割を果たせないのは本当に良くない気分だ。みんなが勝利するために最高の状況を作ってくれたのに、今日は自分が結果を出すことができなかった。」
と、苦しい胸の内を明かした。
ウィリアムズを9回に起用し続ける理由について問われると、ブーン監督はこう答えた。
「ウィリアムズは長年、メジャー屈指の支配的なクローザーの一人だった。」
ウィリアムズはナ・リーグで2度オールスターに選出され、シーズン開幕前までに通算241試合登板、防御率1.83、68セーブという輝かしい実績を誇っていた。ヤンキースは昨年12月、ネスター・コルテスと内野手ケイレブ・ダービンとのトレードで彼を獲得し、同様の活躍を期待していた。
ブーン監督は続けた。
「結果はまだ出ていないが、持っているものは変わらない。チェンジアップの変化量は依然として素晴らしい。もちろん、打者に打たれているし、空振りも減っている。カウントも不利にしてしまっている。だが、カウントを有利に運べるようになれば、これまで通りの支配的なクローザーに戻ると信じている。」
ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com