ドジャース・大谷翔平 直近のブルペン・セッションで50球に到達

大谷翔平 ドジャース MLB

ロサンゼルス発 — 大谷翔平はマウンドへの復帰に向けた調整を順調に進めており、ドジャー・スタジアムで土曜日の午後に50球のブルペン投球を行った。

これは、前週のブルペンで投げた35球から大きく投球数を増やした形となる。前回のセッションではイニング間のインターバルを想定した「アップダウン(投球→休憩→再開)」を初めて試したが、今回はさらに進展し、25球を投げたあと約5~7分休み、再び25球を投げる形となった。

現時点で大谷が変化球(カーブやスライダーなど)を投げ始めているかどうかは明らかになっていないが、前回の時点では4シーム、2シーム、スプリッターといった直球系に集中していた。

大谷がメジャーの公式戦マウンドに戻る具体的な時期はまだ未定だが、オールスター明け以降が有力視されている。というのも、ここ数週間でドジャースはブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、佐々木朗希といった先発陣に相次いで故障者が出ており、チーム状況は厳しい。

それでもデーブ・ロバーツ監督は「忍耐が必要」として一貫して慎重な調整方針を強調している。

「気持ちは高ぶってしまうけど、今はすごく計画的に進めている段階だからこそ、あえて抑えている」とロバーツ監督は先週語った。「ただ、彼の投球を見ていると、今すぐにでも戦力になってほしいという欲が出てくるよ。でも…我慢だ。」

今後の注目ポイントは、大谷がカーブやスライダーといったブレーキングボール(変化球)を投げ始めるタイミングだ。変化球を取り入れ始めれば、実戦形式の打者相手の登板(ライブBP)も近いと考えられる。

大谷が実戦登板を最後に行ったのは、右肘の内側側副靱帯(UCL)損傷を修復する2度目の大手術(2023年9月)前だった。さらに、昨年のワールドシリーズ中に左肩の関節唇(ラブラム)を損傷した影響で、今オフのリハビリも一時中断していた。

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