5月12日週、ドジャース・大谷翔平は2打席連続アーチを含む3試合連続弾を放ち好調を維持も18日のエンゼルス戦では6打数ノーヒットと少し心配も残る。カブス・鈴木誠也は一時ナ・リーグ打点王に躍り出るなど6試合で2本塁打5打点の活躍。投げてはアスレチックス戦に登板した山本由伸が5勝目、メッツ・千賀滉大は無失点で防御率1.02も勝敗つかず、オリオールズ・菅野智之はツインズ戦で7回途中103球、6安打、4失点で今季3敗目。エンゼルス・菊池雄星も6回4失点(自責点2)と試合をまとめたが、移籍後初白星はまたもお預けに。パドレス・松井裕樹は3試合に登板し8試合連続無失点を記録している。また前田健太がカブスとマイナー契約を進めている。
今週の注目選手たちの成績を振り返りながら、彼らの今後の展開にも注目していきましょう。
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【打者成績一覧】*5月18日の試合終了時点
週間成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 6 | .308 | 26 | 8 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 3 | 0 | 5 | .367 | 1.136 |
鈴木誠也 | カブス | 6 | .208 | 24 | 5 | 3 | 0 | 2 | 5 | 0 | 1 | 0 | 6 | .231 | 0.814 |
シーズン通算成績
選手名 | 所属チーム | 試合数 | 打率 | 打席 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 三振 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 43 | .305 | 177 | 54 | 8 | 4 | 16 | 29 | 10 | 30 | 0 | 50 | .403 | 1.071 |
鈴木誠也 | カブス | 42 | .244 | 172 | 42 | 10 | 2 | 11 | 37 | 1 | 14 | 0 | 54 | .298 | .815 |
ドジャース・大谷翔平詳細
5月12日(ドジャース 8-1 ダイヤモンドバックス @チェイス・フィールド)
打席結果:5打数、2安打、1打点
1番DHでスタメン出場し、5打数2安打1打点の活躍。連続試合安打を9に伸ばした。
5月14日(アスレチックス 11-1 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:3打数、無安打
1番DHでスタメン出場し、第1打席では四球、それ以降はライトライナー、セカンドゴロ、サードへのファウルフライで凡退。3打数ノーヒット1四球に終わった。連続試合安打は9でストップ。
5月15日(アスレチックス 3-9 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:4打数、2安打、2得点
1番DHでスタメン出場、初回1番大谷翔平が3球目のスライダーを捉え、ライトスタンドへ先制ソロを放つ、本塁打含む4打数2安打2得点。
5月16日(アスレチックス 2-19 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:5打数、2安打、6打点
自身のボブルヘッド・デーに1番DHでスタメン出場。第1打席で空振り三振、第2打席はライトへの犠飛で1打点、第3打席で左中間への14号3ラン、第4打席でセンターへの15号2ランと2打席連続アーチを放ち今季初のマルチ本塁打、第5打席はセカンドゴロ、第6打席は野手登板のペレダを相手に空振り三振で5打数2安打6打点。本塁打数でメジャートップのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とカイル・シュワーバー(フィリーズ)に並んだ。
5月17日(エンゼルス 6-2 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:3打数、2安打、1打点、1四球
古巣エンゼルスを相手に1番DHでスタメン出場。第1打席でヒット、第2打席は四球、第3打席はセカンドゴロ併殺打、第4打席で3試合連発となる16号ソロを放った。この一発で本塁打王争いのメジャー単独トップに浮上。3打数2安打1打点1四球で3試合連続のマルチ安打を記録。
5月18日(エンゼルス 11-9 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
打席結果:6打数、無安打
1番DHでスタメン出場、空振り三振、センターライナー、空振り三振、ショートゴロ併殺打、セカンドゴロ、セカンドゴロで6打数ノーヒット。自身初の4試合連続アーチを達成することはできず、連続試合安打も3でストップ。延長戦を含めると、2019年に1度だけ8打数ノーヒットがあるが、9イニングの試合での6打数ノーヒットは初めて。
カブス・鈴木誠也詳細
5月12日(カブス 2-6 メッツ @シティ・フィールド)
打席結果:4打数、無安打
3番レフトでスタメン出場したが、空振り三振、ピッチャーゴロ、サードゴロ、サードゴロといいところがなく、2試合ぶりのノーヒットに終わった。
5月13日(マーリンズ 2-5 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:3打数、1安打、2打点、1四球、1三振
3番レフトでスタメン出場。10号2ランを放って、デビューから4年連続で2ケタ本塁打に到達。
5月14日(マーリンズ 4-5 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:4打数、無安打
3番レフトでスタメン出場したが、レフトフライ、サードゴロ、ショートゴロ、サードゴロで4打数ノーヒット。2試合ぶりのノーヒットに終わった。
5月15日(マーリンズ 3-1 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:4打数、1安打、二三振
3番レフトでスタメン出場。第1打席は空振り三振、第2打席は11号ソロ、第3打席は空振り三振、第4打席はセカンドゴロに終わった。
5月17日(ホワイトソックス 3-13 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:4打数、2安打、2打点
3番レフトでスタメン出場、2本の二塁打を放つなど4打数2安打2打点の活躍。11号アーチを放った前の試合に続いて2試合連続安打。なお、今季の打点数を37に伸ばし、この試合が終了した時点でピート・アロンソ(メッツ/36打点)を抜いてナ・リーグトップに浮上。
5月18日(ホワイトソックス 3-13 カブス @リグレー・フィールド)
打席結果:5打数、1安打
3番レフトでスタメン出場、6回裏の第4打席で今季10本目の二塁打を放って5打数1安打。連続試合安打を3に伸ばした。
【投手成績一覧】*5月18日の試合終了時点
週間成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 1 | 6.0 | 1勝0敗 | 3 | 4.50 | 4 | 1 | 2 | 0 | 6 | 1.000 |
千賀滉大 | メッツ | 1 | 5.2 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 5 | 1 | 2 | 0 | 7 | 1.235 |
菊池雄星 | エンゼルス | 1 | 6.0 | 0勝0敗 | 2 | 3.00 | 7 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1.500 |
菅野智之 | オリオールズ | 1 | 6.1 | 0勝1敗 | 4 | 5.68 | 6 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1.105 |
松井裕樹 | パドレス | 3 | 2.2 | 0勝0敗 | 0 | 0.00 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.375 |
シーズン通算成績
投手名 | チーム | 登板 | 投球回 | 勝敗 | 自責点 | 防御率 | 被安打 | 盗塁 | 四球 | 死球 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山本由伸 | ドジャース | 9 | 51.0 | 5勝3敗 | 12 | 2.12 | 34 | 4 | 16 | 1 | 59 | 0.980 |
佐々木朗希 | ドジャース | 8 | 34.1 | 1勝1敗 | 18 | 4.72 | 29 | 3 | 22 | 3 | 24 | 1.485 |
今永昇太 | カブス | 8 | 44.3 | 3勝2敗 | 14 | 2.82 | 35 | 0 | 14 | 0 | 34 | 1.109 |
千賀滉大 | メッツ | 8 | 44.1 | 4勝2敗 | 5 | 1.02 | 33 | 2 | 19 | 1 | 42 | 1.173 |
菊池雄星 | エンゼルス | 9 | 48.1 | 0勝4敗 | 20 | 3.72 | 49 | 2 | 22 | 1 | 43 | 1.469 |
菅野智之 | オリオールズ | 9 | 52.2 | 4勝3敗 | 18 | 3.08 | 45 | 1 | 9 | 0 | 29 | 1.025 |
松井裕樹 | パドレス | 18 | 18.2 | 0勝1敗 | 4 | 1.93 | 10 | 1 | 6 | 0 | 21 | 0.857 |
前田健太 | タイガース | 7 | 8 | 0勝0敗 | 7 | 7.88 | 9 | 1 | 6 | 3 | 8 | 1.875 |
ドジャース・山本由伸詳細
5月15日(アスレチックス 3-9 ドジャース @ドジャー・スタジアム)
ピッチング結果:6回、3失点、6奪三振、2四球、4被安打
3回二死一塁からタイラー・ソダーストロムに10号同点2ランを被弾。4回には一死一塁からミゲル・アンドゥハーに三塁線への二塁打を浴び、一塁走者シェイ・ランゲリアースが激走で勝ち越しのホームを踏んだ。ただ、2対3とリードされたドジャースも5回、キム・ヘソンがメジャー初本塁打を放ち、3対3の同点に。同点で迎えた6回、ドジャースは二死一塁から代打ミゲル・ロハスが右中間にタイムリー二塁打を放つ。中堅手が処理をもたつく間に一塁走者が生還し、ドジャースは待望の勝ち越し点を挙げた。6回3失点6奪三振2四球4被安打の内容で、今季5勝目をマーク。
メッツ・千賀滉大詳細
5月14日(メッツ 2-1 パイレーツ @PNCパーク)
ピッチング結果:6回途中102球、被安打6、奪三振7、与四球2、失点1
初回を三者凡退に抑えたあと、2回以降はピンチの連続となったが、「お化けフォーク」を武器に要所を締め、5回まで無失点に抑えた。6回表二死から連打で二、三塁のピンチを招き降板。6回途中まで102球を投げ、被安打6、奪三振7、与四球2、失点1という内容。再び規定投球回に到達したため、防御率1.22でリーグ1位に登場した。
エンゼルス・菊池雄星詳細
5月13日(エンゼルス 9-5 パドレス @ペトコ・パーク)
ピッチング結果:6回4失点(自責点2)、4奪三振、2四球
菊池は6回4失点(自責点2)と試合をまとめたが、移籍後初白星はお預けに。試合はエンゼルスが2点ビハインドの最終回、テイラー・ウォードの満塁弾などで6点を入れて逆転に成功。菊池の黒星は帳消しとなり、エンゼルスは劇的な逆転勝利を手にした。
オリオールズ・菅野智之詳細
5月16日(ツインズ 4-0 オリオールズ @オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ)
ピッチング結果:7回途中103球、6安打、4失点
5勝目を目指して今季9度目の先発登板に臨んだ菅野はセドリック・マリンズの好守にも助けられ、序盤2イニングをパーフェクト。しかし、3回表の先頭打者に初安打を許すと、一死後にダショーン・カージーJr.の1号2ラン、バイロン・バクストンの10号ソロと二者連続アーチを浴び、3点を先制された。その後、無失点ピッチングを続けていたが、オリオールズ打線がツインズ先発のパダックの前に沈黙。援護がないまま迎えた7回表、一死からウィリー・カストロに二塁打を許すと、続くロイス・ルイスにタイムリーを浴びて4点目を失い、マウンドを降りることに。
パドレス・松井裕樹詳細
5月12日(パドレス 3-9 ロッキーズ @クアーズ・フィールド)
ピッチング結果:1回、無失点、奪三振2
5点ビハインドの5回裏に2番手として登板。マイケル・トーリアとミッキー・モニアックを連続で空振り三振に仕留めたあと、カイル・ファーマーはサードゴロに打ち取り、1イニングを三者凡退に抑える好リリーフを見せた。
5月14日(エンゼルス 4-6 パドレス @ペトコ・パーク)
ピッチング結果:1回、無失点、被安打1
2点ビハインドとなった8回表に3番手として登板。先頭打者にヒットを許したが、後続をレフトフライとサードゴロ併殺打に仕留め、打者3人で無失点に抑えた。これで7試合連続無失点。
5月18日(マリナーズ – パドレス @ペトコ・パーク)
ピッチング結果:0.2回、無安打、無失点、無四死球
5番手のジェイコブが2点タイムリーを浴びた直後、9回表一死一、二塁で6番手として登板。レオディ・タベラスをセンターライナー、ベン・ウィリアムソンをファーストゴロに打ち取り、ピンチを切り抜け8試合連続無失点。
フィリーズ・青柳晃洋情報(マイナー)
5月15日(シラキュース・メッツ戦)
ピッチング結果:1回、被安打2、無失点、奪三振1、無四球
5月17日(シラキュース・メッツ戦)
ピッチング結果:1回、被安打2(被本塁打1)、4失点、4四球