デンバー発 — カイル・シュワーバーが通算300本塁打を達成したその一打は、まさに“文句なし”の一発だった。しかし、今夜のフィリーズにとって最も大きなスイングは、もしかするとそれではなかったかもしれない。
月曜夜、MLB最下位のロッキーズと対戦したフィリーズは、8回にアレック・ボームが逆転の2ラン本塁打を放ち、最終的にクアーズ・フィールドで9対3の勝利を収めた。ボームの一打は、3対2のビハインドを4対3のリードに変える今季初の「8回以降にビハインドからリードに転じた」本塁打となった。
ボームの本塁打は、中堅手ブレントン・ドイルのグラブをかすめるようにして辛くもスタンドに届いたが、1イニング後のシュワーバーの一打にはそんなスリルはなかった。
シュワーバーは、右翼三階席のファサードに直撃する特大の466フィート弾を放ち、2023年9月18日の483フィート弾以来となる自己最長級の一打を記録。これは今季MLB全体で3番目の飛距離で、上回ったのはマイク・トラウト(484フィート)とアーロン・ジャッジ(468フィート)のみだった。
シュワーバーは、現役選手として通算300本塁打に到達した11人目の選手となった。また、フィリーズのユニフォームを着て300号を放った選手としては、ブライス・ハーパー、ライアン・ハワード、マイク・シュミット、ロイ・シーバース、チャック・クラインに続き、史上6人目となる。
ポール・カセラMLB.comフィリーズ担当
引用元:mlb.com
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