ナショナルズ 6点ビハインドからの逆転劇でメッツを振り切る


ワシントン発 ーー 日曜日、ナショナルズ・パークで行われた試合で、ナショナルズは序盤に6点差を追う展開となったものの、劇的な逆転劇を演じ、ナ・リーグ東地区首位を走るメッツを8対7で下しました。勝負を決めたのは、ピート・アロンソの一塁での送球エラーでした。

ルイス・ガルシアJr.の一塁ゴロをアロンソがバックハンドで捕球しましたが、カバーに入ったライアン・スタネックへの送球が大きく逸れ、二塁を回っていたC.J.エイブラムスが生還しました。

「僕は一生懸命一塁まで走っていました」とガルシアは通訳を介して語りました。「頭を下げて、とにかく全力で走ろうと考えていました。それから顔を上げてピッチャーの位置を見たら、ジャンプしてボールが彼の頭上を越えていったのが見えたので、ものすごく興奮しました。」

アレックス・コールが9回、ライアン・スタネックからライト線への二塁打を放ち、ナショナルズの反撃が始まりました。

代打ケイバート・ルイーズがゴロでランナーを三塁に進めると、続くC.J.エイブラムスが一塁手アロンソのダイビングをかいくぐるライトへのタイムリーで試合を7対7の同点に追いつきました。

この逆転劇の土台を作ったのは、7回にライリー・アダムスが放った3ランホームランでした。この一発で、ナショナルズは一気に5点を奪い、点差を1点にまで縮めました。

「だからこそ、あきらめちゃいけないんだ」とコールは語りました。「(メッツ先発のタイラー)メギルは今日素晴らしいピッチングをしていた。でも、彼がマウンドを降りた後は、僕たちが流れを掴んだんだ。」


ナショナルズにとって、これが今季4度目の逆転勝利であり、今シリーズでメッツ相手に決めた2度目のサヨナラ勝ちでもありました。また、1点差ゲームでの勝利数はメジャートップタイの7勝に達しました。

「このチームは、試合を締めくくって勝つために何をすべきかを、チーム全体で理解していると思う」と、デーブ・マルティネス監督は語りました。「1点差や2点差のゲームをどうやってモノにするか、いずれ覚えていくことになる。それが今、形になってきているんじゃないかな。」

通常はケイバート・ルイーズがナショナルズの正捕手を務めているため、ライリー・アダムスにはなかなか出番が回ってきません。


7回表、ナショナルズは2死ランナー2人の場面で5点ビハインドという苦しい状況にありました。ライリー・アダムスがネクストバッターズサークルに立っていたものの、それまで2打席連続三振と結果が出ていなかったため、コールのタイムリーシングルで1点を返したこの場面で、デーブ・マルティネス監督が代打に正捕手ケイバート・ルイーズを送る選択をしても、誰も驚かなかったでしょう。

しかし、マルティネス監督はアダムスを信じてそのまま打席に送り出しました。

そしてその判断が、結果的に正解となりました。


28試合中わずか4度目の先発出場だったライリー・アダムスは、メッツのリリーフ、ホセ・ブットの3-1からのフォーシームを捉え、右中間スタンドへ今季第1号となるホームランを放ちました。打球速度は時速109.6マイル(約176.4キロ)を記録。この一打で、先発ミッチェル・パーカーが5回7失点(自責6)を喫していたナショナルズは、7-1から1点差にまで迫りました。この回に入った時点では絶望的にも思われた展開を、大きくひっくり返すきっかけとなった一振りでした。

「個人的に、僕は大振りしようとは思っていません」とアダムス。「たまにそうなってしまうこともあるけど、大振りしていい結果が出たことはない。バレル(バットの芯)でボールを捉えさえすれば、いいことが起こるって信じてるんだ。今回もそれだけを考えてスイングしたよ。」

引用元:mlb.com

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