エンゼルス 右腕アンダーソンをブレーブスとのトレードで獲得

イアン・アンダーソン エンゼルス ブレーブス MLB

ロサンゼルス発 — エンゼルスとブレーブスは日曜日に投手同士のトレードを成立させ、アトランタは右腕イアン・アンダーソンをエンゼルスに、左腕ホセ・スアレスをブレーブスに送りました。

アンダーソンは2023年にトミー・ジョン手術を受け、2022年以降メジャーでの登板はありませんが、今春の大半を通じてアトランタのローテーション入りが有力視されていました。 しかし、トレード成立直後にロン・ワシントン監督が明かしたところによると、アンダーソンはエンゼルスではブルペンに回る見込みです。


アンダーソンは昨季途中に復帰し、アトランタ傘下のマイナー4レベルで計15試合に先発登板しました。ブレーブス在籍時の2020年から2022年にかけては、メジャーで通算52試合に先発し、防御率3.97の成績を残しました。彼は2016年ドラフトでアトランタから1巡目(全体3位)で指名された有望株でした。

26歳のアンダーソンは、トレードされる前の日曜日にアトランタで3回無失点に抑えました。今春は6試合(うち4先発)に登板し、防御率2.25と好成績を残していますが、制球に苦しみ、20イニングで四球20、奪三振10を記録しています。

「彼がケガをする前は、将来有望なかなり良い投手だった」とワシントン監督は語りました。「彼が投げる能力を失ったとは思わない。我々のブルペンは左投手が多かったので、このトレードで右投手を加えるチャンスができた。イアン・アンダーソンは先発投手だが、ブルペンでも十分に力を発揮してくれるはずだ。開幕に向けてチームをより良くしようとしている中での動きだ。」

一方、スアレスはメジャー最初の5シーズンの大半を先発として過ごしましたが、昨季はほぼ完全にリリーフへ転向しました。最初の16登板はすべて救援登板で、その後の6試合中3試合で先発を務めました。

スアレスは2024年シーズンに防御率6.02と苦戦しましたが、左打者にはやや良い成績を残しました。左打者に対してはOPS .806、右打者にはOPS .892を許し、左打者83人中21人を三振に仕留めました。

「ブレーブスは“闘志あふれる選手(ブルドッグ)”を手に入れた。スアレスを失うのは寂しいよ」とワシントン監督は語りました。「『彼が使えなかったから放出した』なんて言うつもりは全くない。我々はチームを良くするために動くもので、たまたま彼がトレードの対象になったというだけだ。アトランタにはスアレスが必要だっただろうし、我々はイアン・アンダーソンが必要だったと感じたんだ。」

スアレスは2021~22年にかけて、207回1/3を投げて防御率3.86を記録し、34試合で先発、11試合でリリーフとして登板しました。

アンダーソンは今季、エンゼルスのブルペンで開幕を迎えますが、先発ローテーションに故障者が出た際の控えとしても期待されています。

「現時点ではブルペン起用だ」とワシントン監督。「シーズンが進む中で、自然と状況は変わってくる。我々がローテーションにいる5人全員に31先発してほしいと心から願っているが、アンダーソンはブルペン要員として非常に頼もしい存在だよ。」


ワシントン監督は、チームの第5先発についてはまだ決定していないと明かしました。有力候補は左腕リード・デトマーズとジャック・コチャノウィッツです。

デトマーズは2024年にエンゼルスで17試合に先発し、防御率6.70を記録しましたが、今春は6試合(うち先発3試合)で防御率2.79と好調です。金曜日にはリリーフ登板で3回2/3を投げ、3安打2失点、2四球、5奪三振の内容でした。

一方、コチャノウィッツは昨年7月にメジャーデビューし、11試合に先発。火曜日のフリーウェイ・シリーズ最終戦(エンゼルス対ドジャース)で先発登板予定となっており、スプリングトレーニングの締めくくりとなります。

ワシントン監督は「その決定は近い。近々だ。我々はまだスプリングトレーニング中だ」と語り、最終判断が間近であることを示唆しました。

引用元:mlb.com

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