ANAHEIM(アナハイム)発 —— ムーキー・ベッツが火曜日、エンゼル・スタジアムで行われたドジャースのスプリング最終戦に出場し、3月9日以降、胃の不調により欠場していた状態から復帰した。
ベッツはこの試合でショートを守って5回までプレーし、打席では3打数無安打だった。また、水曜日のオフには実戦形式の打撃(ライブBP)にも臨む予定で、ドジャースは彼が開幕戦に間に合うと見込んでいる。
「彼はグラウンドでのゴロ処理や、バッティングケージでの作業など、ワークデーをこなす予定だ」とデーブ・ロバーツ監督はエンゼルスに4対1で勝利した後に語った。「でも、ホーム開幕戦には間違いなく間に合うよ。」
約2週間ぶりとなったベッツの最初の2打席は特筆すべき内容ではなかったが、初回の打席では三塁ゴロを全力疾走で走り抜ける姿が見られた。
そして試合最後の第3打席では、センター方向へ鋭い打球を放ったものの、エンゼルスの二塁手ケビン・ニューマンが正面で処理し、アウトとなった。
守備面では、ベッツがより大きな存在感を示した。2回裏には、エンゼルスの三塁手ルイス・レンヒーフォが放った浅いレフトへのポップフライを追いかけてキャッチ。5回裏には、ケビン・ニューマンの平凡なゴロを難なく処理し、一塁へ送球してアウトを奪った。
試合後、ベッツは「(調子は)すごく良かった。ただ、フィールドに戻れて本当にうれしかったよ」と語った。
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— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) March 26, 2025
ひとつの大きな懸念点となっていたのは、ベッツの体重が通常のプレー時の175ポンド(約79kg)から157ポンド(約71kg)に減っていたという報道だった。しかし、ロバーツ監督によると、火曜日にはベッツが体重を少しずつ戻し始めており、筋力の測定結果も通常レベルにあるという。
「彼が行った筋力測定は、現在の筋力がしっかりしていることを示している。それはいい兆候だ」とロバーツ監督は語った。「脱水症状にも対処できたし、ここ数日は食べ物をちゃんと消化できている。すべてのサインが好転しており、今夜の試合前には彼の状態に満足しているよ。」
ベッツ自身も、病気になる前よりもむしろ体が強く感じられると話しつつ、通常の体重に戻るまでどのくらいかかるかは見通せないと認めた。こうした体験は今回が初めてとのこと。
「体は完璧に大丈夫だったんだ。問題があったのは本当に胃だけ、胃だけだった」とベッツは話した。「普通にトレーニングもできていたし、何も問題なかった。ただ、食べ物を消化するのが難しかったんだ。」
まだ「日々の状態を見ながら」の扱いではあるが、ベッツはすでに体調は回復したと感じており、木曜日のドジャース本拠地開幕戦に出場することを完全に見込んでいる。
「試合に出たし、グラウンドに足を踏み入れた時点で、準備はできているよ」とベッツは語った。
引用元:mlb.com