マリナーズは、ルイス・カスティーヨが7回を投げて92球の快投を見せたわずか2日後の金曜日、再び「ルイス・カスティーヨ」を先発に送り出す予定だ。
混乱した? それも無理はない。というのも、マリナーズには「ルイス・カスティーヨ」という名前の投手が2人いるのだ。
おそらくあなたが思い浮かべているのは、3度のオールスター選出を誇る32歳のルイス・ミゲル・カスティーヨで、水曜日にはタリク・スクーバルとの投げ合いを制したばかりだ。
一方で今回登板予定なのは、新たに加わった「もう一人のカスティーヨ」、ルイス・フェリペ・カスティーヨ。29歳の右腕で、今年1月にマイナー契約でマリナーズと合意した選手である。
ルイス・Fことルイス・フェリペ・カスティーヨは、金曜日にオラクル・パークで先発登板する予定で、これは2022年以来となるメジャー復帰戦となる。彼はその年、タイガースでリリーフとして3試合に登板した。過去2シーズンは日本のプロ野球(NPB)でプレーし、143回1/3を投げて防御率3.01、108奪三振、21四球という好成績を残していた。
さて、次に求められるのは、マリナーズの打線に「フリオ・ロドリゲス」と「フリオ・ロドリゲス」が並ぶことかもしれない。そう、実はマリナーズのマイナーにはフリオ・エステバン・ロドリゲスという捕手がいる。スーパースターのフリオ・ヤメル・ロドリゲスとは別人だ。
こうした名前の一致が思い出されるのは、2000年、メッツが「ボビー・ジョーンズ時代」を迎えていた頃だ。当時、メッツには右腕ボビー・J・ジョーンズと左腕ボビー・M・ジョーンズが在籍しており、7月3日・4日のマーリンズ戦では2人が連続して先発登板した。ちなみに、その2試合でマーリンズの1番・セカンドを務めていたのが、ルイス(アントニオ)・カスティーヨだったのだから驚きだ。
実際、エリアス・スポーツ・ビューローによると(そう、私たちは本当に問い合わせた)、1900年以降で「同姓同名の投手が連続で先発した」ケースは、このメッツの“ダブル・ジョーンズ”以来、今回のマリナーズの“ダブル・カスティーヨ”が2例目とされている。ただし、野球の世界には「オイル・カン(本名:デニス)」「ホームラン(ジョン)」「キャットフィッシュ(ジェームズ)」といったあだ名で記録されている選手も多く、記録の特定には限界があるというのも事実だ。
アンディ・ワール:MLB.com編集者
引用元:mlb.com