ボルチモア発――日曜日にカムデン・ヤーズで行われたオリオールズとのシリーズ最終戦で、レッズが24対2の大勝を収めた中、オールスター遊撃手エリー・デラクルーズの持つ驚異的な才能が序盤から存分に発揮されました。
試合開始からわずか3回までに、デラクルーズは息をのむようなダイビングキャッチ、ホームラン、そして盗塁を記録。まさに彼の万能ぶりが凝縮されたパフォーマンスとなりました。
1回表、エリー・デラクルーズは二死からオリオールズ先発チャーリー・モートン相手に四球で出塁し、すかさず二塁を盗みました。
その裏、ボルチモアは一死二塁のチャンスを迎えていましたが、デラクルーズが再び魅せます。ジャクソン・ホリデイの高く緩いライナーに対し、セカンドベース後方まで全身を伸ばしてのダイビングキャッチ。これにより1点を防ぎ、投手ブレント・スーターも両腕を掲げて感謝の気持ちを表しました。
続くラモン・ウリアスの平凡なゴロを三塁手ノエルビ・マルテが悪送球し、試合は1対1の同点に。それでもデラクルーズはすぐさまチームを救います。3回表の先頭打者として打席に立つと、カウント1-2からモートンの速球を捉え、右中間スタンドへホームランを放ちました。
この勝ち越しホームランは、デラクルーズにとって今季5本目の一発でした。同時にこの一打が呼び水となり、レッズは3回に打者一巡の猛攻で一挙7点を奪取。計11人が打席に立ち、チャーリー・モートンをこの回限りでマウンドから引きずり下ろしました。
マーク・シェルドン:MLB.comレッズ担当
引用元:mlb.com
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