レンジャーズのエース・デグロム オープン戦初登板でパーフェクトピッチング

ジェイコブ・デグロム レンジャーズ MLB

デグロム、復帰に向け前進「再び優勝を目指す」

スコッツデール(アリゾナ州) — ジェイコブ・デグロムは、ここ数年思うように登板できていないことを十分に理解している。レンジャーズ移籍後の2023年はわずか6試合、2024年は3試合の登板にとどまり、トミー・ジョン手術を経て長期離脱を強いられた。

その経験を踏まえ、2025年シーズンを健康な状態で迎えられることを「嬉しく思う」と語った。

「どうすればマウンドに戻れるかを理解することができた。トンネルの先の光、ポジティブな面を見ようと努めてきたんだ。2023年に新チームに加入したものの、すぐに離脱してしまい、まるで失望させてしまったような気持ちだった。でも、今は昨年のワールドシリーズを制したメンバーがほぼそのまま残っている。昨年はチームを応援することしかできなかったけど、今年は一緒に優勝を目指したい。」


2025年カクタスリーグ初登板、完全投球で順調な仕上がり

デグロムは、雨天中止となった金曜日の試合に代わり、土曜日のロイヤルズ戦(スコア5-3)でカクタスリーグ初登板。2回を完全投球し、3奪三振の快投を披露した。

  • 三振を奪った相手:カイル・イスベル、ボビー・ウィットJr.、タイラー・ジェントリー
  • 無安打・無四球のパーフェクトピッチング

レンジャーズの先発ローテーションにとって、デグロムの順調な回復は大きな朗報となりそうだ。


デグロム、順調な復帰登板「すべてが良かった」

デグロムはこの試合で31球を投げ、21球がストライク。最速98マイル(約158km/h)、平均97マイル(約156km/h)のフォーシームを16球投じた。

登板後、デグロムは自らのピッチングについて次のように語った。

「体調は良かったよ。今春は慎重に調整してきたけど、こうしてマウンドに立てたことが何よりのプラスだね。制球もうまくいったし、スライダーも良かった。カーブも何球か投げたし、フォーシームの感触も良かった。すべてが順調だったよ。最も大事なのは健康を維持することだから、またマウンドに上がるのが楽しみだね。」

デグロムがこのまま順調に調整を続けられれば、2025年のレンジャーズ先発ローテーションにとって大きな戦力となるだろう。

デグロム、開幕ローテの後ろで調整へ 「最も大事なのは長く投げること」

レンジャーズのブルース・ボウチー監督は今週初め、デグロムを慎重に起用するため、開幕ローテーションの後方に配置する予定であることを明かした。

デグロムはこれまでメッツで2019~2021年に3年連続、レンジャーズでも2023年に開幕投手を務めているが、今回は開幕戦には登板しない見込み。

デグロム:「長く投げるためのプランは理解している」

デグロムはこの決定について、次のようにコメントした。

「監督と話し合い、プランを確認した結果、納得しているよ。目標はできるだけ多く登板し、チームの勝利に貢献すること。だから、今後も投球回数や制限について何らかの話し合いがあるだろうね。慎重に調整を進めることが重要だと思う。一度ペースを上げて、また止めるよりは、ゆっくりと段階的に上げていく方がいい。
だからこそ、このプランを選んだんだ。」

デグロムのシーズン初登板は3月30日 or 31日

デグロムの2025年シーズン初登板は以下の2つの可能性がある。

  1. 3月30日 vs. レッドソックス(ホーム、開幕シリーズ最終戦)
  2. 3月31日 vs. レッズ(敵地、ロード初戦)

レンジャーズは4月の最初の4週間で毎週1回のオフ日があるため、デグロムを含む全先発投手に追加の休養日を設ける柔軟な起用が可能。

デグロム、健康維持が最大の課題 「30試合に先発したい」

ジェイコブ・デグロムは2019年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を2年連続で受賞したが、そこからフルシーズンを完投できていない。2018年から2021年にかけては防御率1.94を記録し、この世代で最も支配的な投手の一人とされてきた。

しかし、2023年にレンジャーズと5年1億8500万ドルの契約を結んで以来、わずか9試合の登板にとどまっている。加入1年目の2023年は6試合を投げたところで右肘の故障が悪化し、6月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けた。その後、昨年9月に復帰し、3試合で防御率1.69、10回2/3で14奪三振の好投を見せた。

デグロム:「30試合に先発するのが目標」

春季キャンプ前、デグロムは自身の目標について次のように語った。

「できるだけ多くマウンドに立つことが目標だ。ただ、無理をするのではなく、賢く管理していく必要があるのは間違いない。いきなり200イニング以上投げるのは現実的ではないかもしれないが、それでも30試合には先発したい。このチームに入ったのは投げるためだ。それがまだできていない。だからこそ、できるだけ多く試合に出て、チームに貢献することが最優先の目標なんだ。」

デグロムの復帰がレンジャーズの鍵に

デグロムが目標通り30試合に先発し、シーズンを通して健康を維持できれば、レンジャーズの戦力は大きく向上する。
昨年のワールドシリーズ制覇時には戦列を離れていたが、今季はチームのエースとして勝利に貢献することを誓っている。

ケネディ・ランドリー:MLB.comレンジャーズ担当
引用元:mlb.com

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