ヒューストン発 — 昨年のワールドシリーズでヤンキースタジアムにてムーキー・ベッツが同様の場面に見舞われたのを思い出させるようなプレーが、土曜日にダイキン・パークで起こった。
エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウトがライト線際のファウルゾーンで飛び込んで捕球しようとしたところ、観客のひとりがそのグラブに手を伸ばしてボールを奪い取ってしまった。
2ボール0ストライクのカウントで、アストロズのヤイナー・ディアスがレフトのタイラー・アンダーソンからライト線にファウルフライを打ち上げ、トラウトは2回のイニングを締めくくるためにジャンプして捕球を試みたが、観客の手によってボールを奪われた。結果的にそのプレーはファウルボールと判定され、アウトにはならなかった。
トラウトはこのプレーについて審判に抗議し、ボールをグラブからもぎ取った観客は、その後トラウトにボールを返そうとする素振りまで見せた。
プレー後、審判団は協議したものの、「ファウル」の判定は変わらず、リプレー検証も行われなかった。プレー直後にはセキュリティがその観客と対応し、その後その人物はスタジアム内の別のエリアに移動させられたようだった。
しかしその直後、ディアスは次の1球をセンターフライに打ち上げ、イニングは終了。エンゼルスはトラウトの初回の2点タイムリーなどで2点のリードを保ったままだった。
レット・ボリンジャー:MLB.comエンゼルス担当
引用元:mlb.com
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